間伐材使いペレット製造


環境分野の事業を手がけるアミタ持続可能経済研究所が宮城県南三陸町

で未利用エネルギーの活用に乗りだしました。第一弾として、間伐剤を砕いて

カプセル状に成型した「ペレット」の製造を計画しています。ボイラーなどの

燃料として地元で売ります。食品廃棄物から出るバイオガスも活用します。

地域で資源を循環させ、雇用も生み出すモデルに育てます。


今年(2012年)の9月にも試験事業が始まります。1日あたり500kgの製造能力

を持つデモ製造機を使い、町内の山林から出た間伐材を破砕・成型し、ペレット

を製造します。地元の農家や工場などに専用のボイラーやストーブなどを

貸し出し、ビニールハウスなどの燃料としてペレットを使ってもらいます。


費用は総務省から受けた約3,000万円の補助金で賄います。間伐材は

太い木を育てるために密集する立木を間引いた際に発生します。従来は

廃棄されることも多くありました。同社は試験事業をとおして、通常ビニールハウス

での燃料となる重油などに比べた採算性や技術面を検証します。


2013年度以降、農家や食品加工会社などペレットを購入する需要家の

確保に目途がついた時点で、工場の新設に着手します。工場のペレット

製造能力は年間1,000トン規模で、投資額は1億円弱を見込んでいます。


間伐材に加え、未利用エネルギーとして食品廃棄物にも着目します。食品

廃棄物を活用したバイオガス発電プラントの整備を検討しています。生ごみ

などが発酵して出たメタンガスを燃やしてタービンを回し、発電します。

発酵後の残渣物は液体肥料に加工して売ります。


9月にも小型プラントで実証実験を始めます。同社グループは京都府京

丹後市で出力80kWのバイオガス発電プラント5台を運営する実績を持ち、

同市で培ったノウハウを南三陸町でも生かします。


自然エネルギーを活用して心豊かなライフスタイルを目指す一つの実例

をご紹介しました。                              以上