Lady Strawberry アパレル君 -89ページ目

第5話 学生カウンセラー 後編

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玄関ドアの横の格子窓から、誰かの気配がする。

「センシュウ、大丈夫か?」

「ああ、とーちゃんか☆」

「そうだ、俺だよ。遅くなってすまない。ドア開けてくれるかい?」

「夜中にノックしてるから、ろくでもない奴がきたなと思ったんだ」

「半分は当たっているな」

「とーちゃんと連絡が取りたくて、何度もゆかりさんに連絡したんだぞ。何してたんだ?」

「すまない。今日は色々あったんだ。」

「チェンチョンが、とーちゃんに急いで話したい事があるみたいだったぞ」

「そうか、まぁドア開けてくれるかな?」

「それは、とーちゃんの頼みでも聞けない」

「なんでだい?」

「部屋が汚いし、夜だから」

「そうか。チェンチョンもセンシュウと同じアパートだったよな。今から行ってみるわ」

「あ、とーちゃん。チェンチョン出かけたよ」

「そうか、上手くいかないなしょぼん

「とーちゃん忙しいからね。チェンチョンには明日、授業で会ったら言っておくよ」

「ああ、頼むよ。チェンチョンも遠慮しないで直接連絡してこいって言っといて。あいつも内気だからな」

「シャイボーイだからね」

「親友が家に来てもドア開けないシャイボーイもいるからな」

「今、俺パジャマだからな」

「パジャマは関係ないだろう。ダイイチロウを待たせてるから、俺行くな」

「あい。とーちゃんありがとうな」

「チェンチョンには会えなかったけどな、またなお休み」

結局、チェンチョンと次に会うのは、奴が死んでからだった。チェンチョンの名前はチムラ。

天然パーマで、おどおどしているが、冗談のうまい奴だった。

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