Lady Strawberry アパレル君 -80ページ目

第7話 吊し 後編

ペタしてね

単車は、キレイに一人はねて、モヒカンの前にとまる。

俺はモヒカンに伝えた。

「やぁ!この前は、どうも」

ギンギンにキレてるモヒカンが、チェーンを振り回す。

マツダが左手で受けるが、後部の俺に、長いチェーンが重たくぶつかる。

死んじまうじゃねぇかと思う痛みで、戦闘スイッチが入る。

モヒカンが言った。

「なめんじゃねぇよぉ~!俺が誰か知ってんのかよぉ」

喧嘩の時には、こんなセリフいらない。

奴が喋っている間に、バンダナを右拳にバンテージがわりに固めて近付き、


ガラガラの左脇腹にフックをニ発叩きこんで、アゴに短く入れたところで、


ドレッドがチェーンで、後ろから俺の背中をぶっ叩く。

こいつら、何本チェーン持ってんだ。

「お前ら、生意気だから吊すからぁ」

8対2

狂気が凶器を持つ、コレは、コワイ。

苺狩りシーズンは遠いが、道路は俺達の喧嘩で通行止め。

モヒカン、ドレッドはチェーン。金髪のでかいのはバット。

メットを構えているアホは、マツダに任せて、弱そうな奴は相手にしないで、モヒカンを倒しちゃおうかな。

ライダースで、チェーンを受け止めて、モヒカンにタックルをかまし、あごにひじを落とす。


ついでに、頭突きも顔面に落としたところで、一丁あがり。立ち上がると、ドレッドのチェーンが空を切る。

ライダースで受け止めても、しなって背中に痛みが走る。

ドレッドは、喧嘩慣れしていて厄介だ。

ジリジリと囲むアホどもに突っ走り、前蹴りをくらわしかがんだところに、右アッパー。

ああ、気持ちよくはいったなってところで、また、チェーンでドレッドに叩かれる。

完全にミミズばれだ。

マツダがバットマンを倒して、気付けばニ対ニ。

無傷の皮ベストとドレッドが残り、マツダ血だらけ、俺ミミズばれだらけ。

「お前ら、絶対吊すからな」

皮ベストが、声を震わせ、虚勢をはる。

「コワいですね。それは、なぁマツダ」

「みんな殺すからぁ」とタフなモヒカンがおきあがりそうだ。

俺は、モヒカン目掛けて突っ走り、途中で殴りかかる皮ベストを交わして、


ヤクザキックをモヒカンにかますと、奴は海に向かって転げ落ちていった。

「ドレッド、モヒカン助けないと、ヤバいかもな。あと宜しく!」

ドレッドは、「お前らは全員吊すから」と捨てセリフを残して、モヒカンのもとに飛びこんだ。

その時は、わかっていなかった。

何にも。

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