Lady Strawberry アパレル君 -47ページ目

第18話 サーファー 前編

ペタしてね

朝まで騒ぎ倒したところで、ユウダイから、パールが独りで夜に牡蠣を採っていた事を聞いた。

散歩がてらに、様子を見に行く事にした。

もういないだろうとは思うが、まだいたら、サーフィンに誘ってみようと思った。

孤独で壊れた中学生には、海が似合う。

昨晩、牡蠣を採った浜辺に、パールはいなかったが、

車一台程度の大きさで、砂の上に人工造形物があった。

壊された舟の残骸に、黒いビニールテープで巻かれた牡蠣が無数についていた。

舟を壊したのも、牡蠣を残したのもパールではないかと思った。

アイツは、壊れている。

マツダが言った。
「タクヤ、これ昨日まで無かったよな。パールがやったのかな?」

「わからないが、大人数の仕事ではないな。」

「いや、これ絶対アイツだろう。牡蠣ついているもん。」

「…わからないよ。」
ダイイチロウがタバコに火を付けて、聞いてきた。

「パールって、金髪の糞ガキか?そういえば、この前、何か言ってきたから、タクに聞けよって言ったわ。」

「ダイイチロウ、何て言ってたかな、アイツ。」

「…忘れた。」

ダイイチロウは、覚えているように見えた。

ペタしてね