成瀬は天下を取りにいく
宮島未奈
本屋大賞おめでとうございます。
私は静岡書店大賞を取られたことで興味が湧いて
しばらく前に図書館で予約して。
そしてちょうど本の準備ができたと連絡を受け取りに行ったその日に本屋大賞を受賞されて。
まずは表紙のイメージから
ヤングアダルトコーナーにありそうな
私には若すぎる内容なのかなぁとか。
そして読み進める中で、
これは映像になりそうな作品だなぁとか。
読後は、すこし硬いメロンのような
甘さ控えめでそこはかとない上品さがあってとか。
今時の単語がたくさんでてきて
10代20代の登場人物の会話でも砕けすぎず
でも時代感はちゃんとあって。
軽すぎずちょうどいいあんばい。
内容的には
成瀬が変な人すぎなくて
ちゃんと最後には普通の感覚のある高校生だった思えてとほっとした。
映像になりそうと思ったのは、
設定が日常ありそうな風景で描きやすそうということと、
それだけ人物が描けていたからかなのかとふと思う。
それにしても
京大卒の才女が書いた本だったなぁと思った。