統ばる島
池上永一
私には珍しく二度目の読了。
八重山諸島に何度か行った後に
読み返したので、
一度目よりは情景が思い浮かんできた。
面白いなー。
石垣島を親島として、
その子供達が、
竹富島、西表島、波照間島、黒島、新城島、与那国島だと。
それぞれの島に御嶽があって、
神がいてツカサがいる。
一年に一度、
それぞれの神が集まるのだ。
それは、家族が正月に集まるような団欒。
視点が面白いし、
一つ一つの島の話も
それぞれの島の特徴から想起されたものなんだろうな、
と合点が行く。
池上作品にハマったキッカケの本。
また、忘れた頃に読んでみたい。