教職がブラックだとか、残業代がでないとか、持ち出しが多いとか。これが本質の議論かな? 教員は社会を知らないとか、よく言われるこけど、本当にそうなの?と思ってします。

 

 教職をやったことがない、もしくは少し現場を経験しただけのコンサルが取り上げるケースが多い、それをマスコミがネタにしている感じを受ける。

 

 新規採用教員の困難な事情については理解できる。どんな職業についても初めは大変だが、子どもの年齢が低いほど、大人げないことは言うし、かなりの手間をかけないと成り立たない。(目が離せない状況)

 

 故に中学や高校と違い、小学校の希望者は年々少なくなっている。小学校を詳しく見てみると、女性の希望者が減っているようだ。男性は減っていない。大卒女性の職が多様化していることが大きいかと感じる。

 

以前は、校内暴力全盛で中学校の希望者が少なかったが。今では反抗する子の対応より、不登校の対応がメインとなっているのが実情。

 

 でも・・でも、よく考えてほしい。教育課程は10年に一度変る程度なので、毎年毎年の繰り返し、経験が生きてくる職場だ。つまり、一年目が一番キツく、二年、三年とやって行けば、これほど、やりやすくなる仕事はないと思う。とにかく、春先から秋までが忙しいが、秋以降、日没が早くなり子どもの下校時間が早くなる。そこまで、頑張れれば続けられる・・かな。

 

 今も昔も教育に携わると、子どもを通して家族社会の奥深くまで、自然と入っていってしまう。ただし、厳格なる守秘義務があるので、言葉にすることはない。営業や経営に関するビジネスマナーは確かに劣るが、その程度である。けっして、社会音痴ではなく、ある意味、社会の奥深い部分までわかる仕事かもしれない。

 

 リーマンショックのときは、かなり優秀な学生が教職に入ってきた。景気がいいと、公務員や教職は敬遠されるようだ。投資の世界の逆張りで考えるなら、今こそ教員になるのがいいタイミングだといえる。今日はここまで。