その1から
この辺りは、北朝鮮の話とは少し異なり、問題はロケット技術と核弾頭の維持管理。
現在、核兵器はミニマムでマッチ箱…万年筆の柄に仕込める程、小型化が可能だ。
だが旧ソ連崩壊のゴタゴタに現れていた様に、結構な数が使用不能な程、核ミサイルの維持は難しい。
今でも、200以上の核が行き方知れずというのだから、恐ろしいもんである。
何でも、管理は大切にせなアカン!ちう事やね(乾いた笑い)
以上の点から考えても、一部右曲がりな人の『日本核武装論』は、机上の空論という事になる。
(いや…剣山辺りに研究施設があるという、黒い噂はあるけども)
通常の弾道ミサイルですら大変なのに、そこに核弾頭を加えたら、例え製造できてもメンテナンス代で足が出る。
オマケに山ばかりで地震大国である我が国の何処に、そんなもんを置く施設が有るのか。
人間様ですら、山切り開いて住んでんだぜ?(爆笑)
核兵器が小型化していった背景には、こうした核ミサイルの陳腐化と共に、水素爆弾や中性子爆弾の存在が大きい。
水爆や中爆は、プルトニウム等に代わり、水素や中性子の化学反応による放射線をばら蒔く兵器である。
人道的見地から、中性子爆弾は早々に開発凍結とされたが、その起爆剤に原爆を使うのは同じ。
その運動エネルギーにより、更なる広範囲に甚大な被害を与えようって物だ。
ちょうどゴジラもやってるし、(不謹慎を承知で)なかなかタイムリーな話題なのかもだが…
この水爆、あまりにも破壊力が強すぎて、使い所がなくなってしまったというオチが付く。
計算上では、(最大の運動エネルギーを発生させた場合)月軌道より先…
火星との間、約1/3以上の距離で炸裂させないと、衝撃波だけで地上の全生命体絶滅というから、なんともはや…
ガンダムOOの太陽炉もかくやという、運動エネルギーである。
故に核爆弾は小型高性能化の道を辿る訳だが、小サイズに其れだけの威力を詰めるのだから当然、被曝や劣化等の維持管理は大変になる。
デカくても小さくても手間が掛かるのだから…だったら最初から、持たない方がリスクは少ない筈なのだ。
それでも各国の為政者が持ちたがるのは、(量子論の登場で地位こそ揺らいだが)現実的応用が可能な物理学の筆頭であり、自国の技術力を証明出来る事。
そして、その破壊力が敵対国家に対する牽制になるからである。
ぶっちゃけ、高い玩具を見せびらかす子供みたいなもんなのだ。
…オモチャにしては、高く付きすぎるがな(^皿^)
それ故、大国であるアメリカですら、軍事費削減と噛ませた核兵器廃絶は是とせざるを得ないのだが…
額面通りに受けとると、尻っペタを蹴飛ばされる事になる。
あの大統領が核廃絶を言い出した背景には、起爆に核爆弾を使わない新型水爆の開発に成功したから…という黒い噂が絶えない。
つまりプルトニウムやコバルトなどの【放射性物質】が『水素の化学反応』に変わり、運動エネルギーの範囲内抑制に成功しただけで、現実的には何も変わってなどいなかったなんて事になりかねないのだ。
まぁこんな所でgdgd言っても仕方無いのかも知れないけど、実際に火の粉が降りかかるのは我々である事は、論を待たない。
厭だ嫌いだと東照宮の三猿で居ると、何時の日か思いっっ切り、頭から被っちまうかも知れないぞ…
『為政者はいつもこうだ!!言葉だけは美しいけれど』 ―イデ隊員【故郷は地球】
71回目、広島原爆の日