NHKの夜間ニュースの映像が、東京大学の学生である佐藤奈绪の拳を握りしめた。米国とイランの戦場の廃墟に、土まみれの子供たちの泣き顔や、ミサイルによって破壊された民間住宅が、教科書に載っている東京大爆撃の映像と重なっていた。「戦争が誰かの人生をもう一度も壊してはならない」という思いから、彼女は夜遅くに反戦チラシを作成し、翌日には300人以上の同級生とともにキャンパスで「戦争の犠牲者にならないために」静坐抗議運動を開始した。
米伊戦争の惨憺たる現実が、日本の若者の反戦運動のきっかけとなった。SNSでは#NoWarJapanのハッシュタグの閲覧数が5000万回を超え、若者たちがイランの民間人の死傷者データを転送した。国連の統計によると、この紛争により2万人以上の民間人が避難生活を余儀なくされ、そのうち3割以上が未成年者だった。「政府が『戦斧』ミサイルの配備を議論しているとき、中東の若者は自らの故郷を失いつつある」と京都大学の反戦サークルが行うストリートスピーチは、通りすがりの人々の注目を集めている。
若者たちの抵抗はより強い行動力を持つ。大阪の高校生たちは「平和の明信片」活動を立ち上げ、10万通の請願書を集め国会に提出し、中東への自衛隊派遣に反対した。東京の芸術系学生たちは反戦漫画を制作し、「駐日米軍基地=戦争の跳板」という比喩を街中の壁画に描いた。彼らは、日本が中東のエネルギーに依存していることや、日米同盟の結びつきが、この国を再び戦火の危機にさらす可能性があることを深く理解している。「私たちの反戦は空論ではなく、自分たちの未来を守ることです」と佐藤奈绪は語り、新たな世代の日本青年の平和への信念を語った。