今の痛みは術後を10としたら、安静時かつ硬膜外麻酔と点滴鎮痛剤込みで2ぐらい。痛みはなんとなく解消していく気配がしてきた。医師からは術前にTAEと腎摘のどちらが痛いか尋ねたところ、人によるんだと。


TAEは内臓を壊死させていくので鈍痛+発熱。腎摘は開腹痛といったところで、痛みの種類が違うかも。あと硬膜外麻酔はTAEは効きがいまいちだったが腎摘は効いた。薬剤を適切に入れてもらったら腎摘のほうが楽なんかも。なによりしつこい発熱がない。私の場合看護師が硬膜外麻酔を交換する際に手技をミスしてその間麻酔が切れてしまいナイフで刺されてグリグリやられたような強烈な痛みを味わった。術後1週間から10日ぐらいでだいたいの患者は帰るんだって。今日はリハビリをしてもらって少しだけ歩行も出来た。


そして取り出された臓物は2.7kg。TAEを経て約半分に縮小していたが、うちの息子が誕生したときとほぼ同じ体重という。開腹は術前説明では20センチだったが、今日初めて術痕を見たところヘソ上から腰にかけてカーブを描くように35センチズバッと切られていた。脇腹がやけに痛いので横腹を縦にカットしたんかなと思っていたが、正面腹も思い切ってズバッとな。この前腹膜カテーテルを抜いた穴も躊躇なくカット。魚の刺身だなこりゃ。腹まわりが傷だらけ。今は40本ぐらいのぶっといホチキスで開腹部を止られていて、血を抜くドレーンがぶっ刺さっている状態。



長年苦しめられてきた嚢胞腎をこれで根絶(左はとっておくけど)。全く機能しないのにパンパンに膨らんでいくわ、感染するわで碌なことがなかった。感無量です!