いのち、こころ、からだ、くらしのサポーター千葉しのぶです。
先日、テレビで観たのですが、福島県の高校の先生で震災後生徒全員が高校に戻ってくるそのときまで髪を切らない!と決めて伸ばし続けている先生が紹介されていました。
その先生が、こうおっしゃっていたのです。
「私はいつも生徒に”恩返し”より、”恩送り”できる人であれ、と伝えています」
・・・
とても恥ずかしいことなのかもしれませんが、私、『恩返し』は知っていたけど『恩送り』という言葉を知らなくて…

早速調べてみるところによれば
「恩」とは、めぐみ、いつくしみのことである。
誰かから受けた恩を、自分は別の人に送る。そしてその送られた人がさらに別の人に渡す。そうして「恩」が世の中をぐるぐる回ってゆくということ。
「恩送り」では、親切をしてくれた当人へ親切を返そうにも適切な方法が無い場合に第三者へと恩を「送る」。恩を返す相手が限定されず、比較的短い期間で善意を具体化することができるとしている。社会に正の連鎖が起きる。
「恩送り」では、親切をしてくれた当人へ親切を返そうにも適切な方法が無い場合に第三者へと恩を「送る」。恩を返す相手が限定されず、比較的短い期間で善意を具体化することができるとしている。社会に正の連鎖が起きる。
~Wikipediaより~
素敵な言葉があるものだなぁと感激しました。
先日、ルーモコレクションさんで開催された『公輝の部屋』というのに参加してきました。
『公輝の部屋』という『徹子の部屋』的なネーミングの集まりは、仙台の販促アドバイザー松尾公輝さんの主催で起業している方々が集まり[販促井戸端会議]をするものです。
初回はかなり流されている時期だったので、確かに「販促」についてプラスになれば、と思ったのがきっかけなのですが、今回の冒頭で気づいたことがありました。
「人間性をシェアしたり、気づいたり、学んだりする場」なんですよね。
確かに仕事のことを話しているのかもしれないけど、その人のあり方をきくことは「人として」を聞いているのです。
まさに「恩送り」で、私はこの公輝の部屋でたくさんの「恩」をおくっていただいたのでした。

そして、先日、来年度のPTAで私が大役をすることになることを知った母友が、
「部活のほうもできる限り協力するね。体調に気をつけてがんばって!」
というあたたかいメッセージをくれました。
ちょっとした気遣い、思いやりがこんなにも人の心をほぐしてくれる…。
これは、人として、母として、女性として、仕事をする人として…
様々な場所で必要なことじゃないかな。
結局、仕事することも育児することも、すべてが『人としてのあり方』だもの。
恩送りの巡りあわせが、たくさんの人を幸せにしていきます。
恩返しも大切かもしれない、でも、私も自分にいただいた恩を送っていくことで、世の中を『恩』でぐるぐるハッピーにしていくことの方が、より大切だと思うのです。