医療者のためのコミュニケーション講座 主催の吉良です。



講座のアンケートから。



聴くのワークをしたときに。
アンケートで、歯科衛生士さんからこんなシェアをいただきました。


聴くということは、とても大切で普段も意識していたけれど。
相手が話をしているとき、『今、この方はどのような状況に置かれているのか』を表面上の見えている部分だけでなく、隠れた部分にも配慮しながらコミュニケーションをとるようにしていきたい。




普段、臨床の場などで、患者さんが訴えている部分を観て診療に当たりますよね。

その時に。
聴くということのセンスが上がってくると、自然と表面上の訴えだけでなくて、患者さんも言葉として感じて(認識して)いなかったことも、浮き上がらせられるようになるようです。



きら歯科でも、そういうことがこのごとたくさん起こっていて。

痛みはどうですか?という日常使うような会話の中でのことでも、
今までは、表面上のもの、その部位が痛いかどうか、ということしかこちらがつかめなかったのですが、だんだんと、その周りにある他の訴えや感情、思いということにも気がつくようになってきます。


こちらが気がつくようになるほかにも、患者さんが、この場であれば、こんなことも話してもいいかも
という感じになるようです。


『普通は、こんなこと言っちゃうと面倒な患者だなぁという風に思われるのが嫌だし、小さなことなら別に言わなくても…ということから、言ってなかったんだけど。
ここだと、何でも話せてしまう雰囲気があって。
聴いてくれるし、遠慮もないから楽だわぁ。』

こういう風な感想を患者さんからもいただいています。







先ほどの衛生士さんも、患者さんのこういう部分を聴けるという感触を得たのかもしれませんね。