医療者のためのコミュニケーション講座 主催の吉良です。



以前、診療中にこんなことがありました。

予約ではなく、急に詰め物が取れてしまって・・・といって来院された患者さん。

その方の処置が思いのほか長引いて、正規の予約の患者さんを待たせてしまう。



もちろん、しっかり時間を管理できればいいのですが。

こういう時に、以前は、適切な判断や行動ができなくなることが多く。

余計な仕事をしてみたり(普段しないのに)
適切な順番を選ばなかったり。(もっと早く済む、終わる手順があるのに)
つい感情的になって、イライラしだしたり。
一人あたふたしてみたり。


いろいろなことをやっています。



ただ、これも、コミュニケーションのセンスなので…

そういう状態なんだ…とわかれば、そうでない自分の状態をつかめたり。
その時の自分の感覚、身体感覚や精神状態など、いろいろなところでその時の状況をつかめてくる。



このごろは、ずいぶんわかってきたようで。
自分で、なんかそんな雰囲気かな、と思えるときがあったり。

他の人がそんな状態になっていることが分かったり。



そもそも、患者さんが病院に来ること自体、非日常の体験なのだから。
患者さんのほとんどが、そんな状態であったり。





まだまだ見えていないところもあるのでしょう。

こういう状況が少しでも減れば。
居心地のいい空間が創れるのでしょうね。