0023 タミヤ M551シェリダンTS 第0回 | ㈲保土ヶ谷車輌

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戦車プラモデル製作と第1世代ミニ四駆。ロードスターのブログです。

こんばんは。近所のスーパーで北海道フェアがあり、やきそば弁当たらこ味を大量購入した管理人でございます。コンテストの締切りが近いというのに、製作中のスチュアートとキャンターは放置したまま、(ヲイ(*`Д´ノ!!!)  
日曜日にタミヤプラモデルファクトリー新橋で開催された新製品M551シェリダン空挺戦車のテストショット組立会に参加して来ました。確実に言えるコトはマジンガーZでのキャラクター部門参加はムリということですね。今回のシェリダンはビネットや台座は作らずに単品作品として作りますよ。初回はキット紹介とシェリダン戦車について解説(と言ってもタミヤ広報さんからの受け売りなんですが・・・)
転売禁止のシールが生々しいですな。今回はテストショット組立会で購入しましたが、秋の東京と大阪のホビーショーでも先行試作品の販売がありました。おそらく今月の静岡タミヤフェアでも販売があるのかと思われます。

今回はコピー用紙ではない立派なカラー資料と説明書が付いております。
①シェリダン戦車運用について
ベトナム戦車から湾岸戦争までアメリカ軍で使われた戦車で、輸送機からパレットごと超低空で落とす、もしくはパラシュートで降下して敵拠点を制圧する空挺戦車になります。実際に空挺作戦で使われたのはパナマ戦争のみで、着地が上手く行かずに投入した戦車のおよそ半数を空挺失敗で失っているそうです。((((;゜Д゜)))ベトナム戦争ではM113兵員輸送車と常にペアで使用され、M113とシェリダン戦車の割合は1:1もしくは2:1程度で兵員輸送車の方が若干量多かった様です。見せていただいた写真ではC130から超低空でパレットごと落とされておりました。1機に1台という感じでしたね。ということはガルパンの映画は誇張してるのかも知れませんね。(*´ー`*)
②シェリダン戦車車輌について
ヘリコプターや航空機で輸送するために車体はアルミ製、砲塔は鋼鉄のセミアルミ車(相鉄線かっ!)で主砲からはミサイルが打てるビックリドッキリメカですが、ベトナム戦争では情報漏洩を恐れてミサイルは使っていないそうです。そのミサイルも1発打つとバックブローが激しくて、また車内に熱がこもったために兵士にもあまり歓迎されなかったようですね。ナンテコトだ・・・( 。゚Д゚。)
①②に関しては齊木先生の解説が添付されておりますので購入予定のある方はそちらを参照にして下さいませ。
③キット紹介
今回のキットはテストショットになります。一部ランナーが組立てした後の写真で欠けていますので御了解くださいませ。テストショットと本製品の違いはまず成型色がグレーからオリーブドラブに変更になります。ハメが良くなる程度の変更はあるとの事ですが、ランナーの部品配置等には変更はありません。


車体は板キットを箱組みする構造となっております。車体を組むと1部にスキマが出来ますが、エラーでもなんでもなくてホンモノがそうなっているそうです。



履帯についてはバレンタイン戦車やヨンパチと同じ、部分履帯を繋げていく方式となっております。履帯の上下にゴムパッドが付いているのですが、ウェザリングをする予定の方は塗り分けてもあまり意味がありません。ロコ組みをした方が無難だと思われます。


車体横のリベットが不揃いなのも仕様であって、エラーではありません。他の中華系メーカーのシェリダンは鋲がきれいに並んでいるそうですが、正解ではありません。

デカールはアメリカ陸軍のベトナム戦争仕様が2種類付属しており、サーチライト及びRPG7避けのフェンスの有無が選べます。


そのフェンスの網とグリルのメッシュは付属のナイロンメッシュを切って貼る仕様となっております。メッシュが大きすぎるのとナイロンメッシュを切るのは意外に難しいのでオミットするか、ハセガワのエッチングパーツ利用を推奨します。正規製品を購入予定の方はメタル砲身及びエッチングフィルターが同梱された専用エッチングパーツが同時発売されますので、そちらを購入した方が良いと思われます。既に雑誌などで発表されているためにご存じの方も多いと思いますが、フィギュアは3体付属となり黒人兵士のドライバー付属は特記されると思います。
タミヤさんがシェリダン空挺戦車を商品化するのは3度目で、1番最初がモーターライズ。次はモーターなしで同じ金型。そして今回となります。最初のキットは当時最新鋭で機密も多くて1部推測で製品化していたそうです。今回のキットは外国のお金持ちがコレクションしていた湾岸戦争仕様の戦車を一から取材したものだそうですので、かなりのファインスケールだと思われます。組立ては最近のスタンダード。塗装も1色で難しくありません。誰が組立ててもカッコイイ戦車が仕上がると思えるキットです。ガルパンには出るコトはない戦車ですが、戦車模型を趣味にする方には是非一度手にとって頂きたいキットです。本当にオススメです。本日は砂漠に🌵サボテンを植える作業が残っておりますのでこれで失礼致します。それでは。