前回の天福寺での講義で、皇大神宮が近いと聞いたので行ってみました
〈長崎市 樫山町〉
↑すぐありました
↑元は七人のキリシタン殉教者を祀る社だったと書かれていますね!
安政3年(1856年)
浦上3番くずれ(浦上地区での3回目のキリシタン摘発)がおきた後、天照皇大神をお祀りしたとあります。
(浦上の「崩れ」は4回起きています。)
キリシタン関連で皇大神宮が創建されたのは浦上地区も同じです(明治期)。
↑先ほどの説明書きにもありましたが。
お墓が近くにあるという茂重(もじゅう)さんの記念碑。
浦上3番くずれで殉教した、この地区のキリシタン指導者(いわゆる張方かな?)
お墓も行ってみたいけど、場所がわからない…
↑境内は、ご近所のご夫婦がお掃除中でした
だけど快く迎え入れてくださいました
優しいご夫婦に甘えて、
茂重さんのお墓の場所を聞いてみる
↑なんと案内していただくことに!
このかたも、なんと元カクレキリシタンだったそうです。
そう言われれば場所的にそうかぁ~
やはり、御自身の洗礼名は思い出せないとのこと。
↑道すがら懐かしのブラウン管TV発見!
こういうゴミ…昭和ゴミや平成ゴミをね…集めてゴミ博物館にしたいんですよ。
そんな余力はないのですけど。
↑ありました!
ペートロ茂重のお墓です!
墓石は新しいですね。確か昭和でした。
↑ほかにも自然石の積み石墓(崩れたりしていますが)が点在していました。
実はこのお山一帯は、この地域の墓地だったんです。
お山一帯に沢山のお墓があったし、今もあります。
↑よくみるとあちらこちらに積み石が!
キリシタン墓です(土葬。記名なし)。
いっぱいありましたよ。
↑そして仏教式の墓石ももちろんあったのですが(昭和期くらいの物と見られます。)
このタイプ(火葬して骨壺の移動ができる)のお墓は別の新しい天福寺墓地に改装されていました。
案内してくださった地元の方に
「今度ガイド仲間をつれてきても良いですか?」ときいたら
快く承諾してもらえました
(ほとんどの地元の方々はこのように親切なのですが、別の地域ではめちゃくちゃ怒られて追い返されたこともあります(^^;))