≪ミニ講座 事前配布資料≫
「新春!初めて作った俳句で句会をしましょう〜デビュー作を皆で持ち寄る初句会〜」
byのぼう(漢字は、野暮烏)
▪俳句とは(基本のキ)
・基本型
→5音(上五)、7音(中七)、5音(下五)の言葉の配列・リズムによる短い定型詩
・音数の数え方…「チューリップ」は5音、「機関車トーマス」は8音
→音節で数え、長音、促音(ッ)、撥音(ン)は1音、拗音(ャュョ)は0音(前音に含む)に数える
・散文(文章)にならないよう、「切れ」が大切。その技法の一つが切れ字(や、かな、けり等)
・五七五の間を空けずに縦書きにする(諸般の事情あり)
【例句1】古池や蛙飛びこむ水の音(松尾芭蕉)…さっそく横書き
…・①五七五(上五-古池や、中七-蛙飛び込む、下五-水の音)②季語(蛙…春)③切れ字(や)
・句会とは
無記名の句の選句をし、合評する場。事前に知らされる季語を兼題と言う。
◉句会(なーんちゃって句会)に向けて…投稿をお待ちしています!
さあ(笑)、講義は終了!次の3種類の兼題から一つを選び俳句を1〜3句作ってみましょう。俳句+名前を下記要領にて送ってください。締切は1月13日(土)!全てフリガナ付きで!
送付先 nob@naka.com タイトル 句会投稿
当日は筆記用具をお持ちください。なお、句作にあたっては備考を参考にしてください。
◉兼題 ※カッコ内はサブの季語(傍題と言います。使用可です)
①雑煮(雑煮餅、雑煮膳、雑煮椀、雑煮祝ふ)
…正月の三が日、新年を迎えたことを喜び、家族の無事息災を願って食べる
【例句2】患者診しあとの雑煮となりにけり(下村ひろし)
②屠蘇(屠蘇祝ふ)
…年頭に用いる薬酒で、延命長寿を願って飲む
【例句3】祖母も母も並びて小さし屠蘇を受く(古賀まり子)
③初夢(夢始、初寝覚、貘枕)
…よい夢(一富士ニ鷹三茄子など)をみれば、その年は幸運を授かると言われる
【例句4】初夢の思ひ出さねどよきめざめ(三浦恒礼子)
◉補足
▪句作のヒント1:手順例
今回は季語を決めていますので、季語からスタートです(エピソードに季語を組み合わせる方法もあります)。
①季語から皆さんが想い起こした印象的なエピソードをメモにしてください。
※雑煮の餅で喉を詰まらせたとか、ありふれたシーンにはせず、スペシャルでオリジナリティあふれるものにしてくださいね。皆さん自身の経験、実感がよろしいかと思います。
②メモから情景が浮かびやすいキーワードを一つ選びます。
③季語とキーワードを組み合わせ、読み手に伝わるように工夫しつつ、散文にならないよう、音数(575)を整えましょう。
→(a)きっちり五七五にする(定型に。調べ、切れが大切、切れ字は一つ)
→(b)情景をはっきりと入れる(具体的に鮮明に、知らない人にも伝わるように)
→(c)言葉をすっきりとさせる(情報は過不足なく、完結はさせず、余情も)
④推敲をしましょう。チェックポイントは…。
→音読(読みやすいか、言葉のわかりやすさの点検)、語順(上5と下5の入替等)、助詞(“に”や”の”の見直し)、表記(字面。漢字とかなのバランス)、季語との関連(キーワードが季語に関係ありすぎても、なさすぎても…)、抒情(説明、報告、叙述にならぬよう)
⑤いくつか句を作って自選するとよいでしょう。新聞の俳句欄も参考に!
・句作のヒント2:実作と講評例
ベランダへ伸びた朝顔青に咲く→朝顔も、ベランダも、夏の季語。季重なり
さまざまの虫なきはじむ雨あがり→句の上五、中七は、虫の季語の説明
病室の秋空窓の形して→ごたごたと説明しすぎ
台風は大枝さへも吹き寄せり→台風が揺らすのは想定内。もっと具体的に
寺町の小春日和や猫ねむる→「道具(素材)」を揃えすぎ。俳句には「逃げるところ」が必要
競ひあふやうに落葉の切り込みぬ→下五が「答え」になっている
妹(いと)も兄(せ)も飴を振りをり七五三→これはこれでいい
月影や布団からでた後ろ足→この句はおもしろい
秋空はショールの色を盗みけり→詩情があり、よい
ニャーと鳴くや銀河を渡る舟にゐて→悲しいと言わず「舟に乗り」と、悲しいながらも美しい句
以上
※鮫
鱶鰭や喜ぶ時と逃げる時
※海豚
大空や嘘か真か海豚のキス
※枯野
夕まぐれ枯野の礫をひろうひと
※帰り花
美咲町鉱山跡の帰り花
※黄落
黄葉や亡父の齢となる今年
※黄葉
黄落や蛤御門の弾のあと
※りんご
すりおろし林檎に添へし木匙かな
※秋の声
夕めしはご飯みそ汁秋の声
※雷
神鳴や言下に否の罪深し
※稲妻
稲妻の形にふるう亀の撥
※渡り鳥
渡り鳥昨日もきたが今日もきた
※葡萄
門前の八百屋の奥の葡萄かな
※鈴虫
駅前の貰ひスズムシ赤い紐
※松虫
松虫は勝負チンチロリンと鳴く
※花火
こどもらの花火のあとの烟りかな
※新涼
あお色の瓶になりたり新涼酒
※泳ぎ
兄妹の泳ぎの帰りの赤ずきん
※夕立
夕立や甕がこわれてゆく星の
※物語
命日の百物語炎(ほむら)立つ
※緑陰
緑陰の新エネルギー充填所
※夏帽子
帰るたび祖父の出し来る麦藁帽
※黴
パンのみにあらず人にも巣食う黴
※余花
道造の緑の小屋に余花のかげ
※薫風
漱石の猫のしっぽや風薫る
※桜湯
桜湯や裳裾のやうに揺らしおり
※春めく
春めくや襟足少し短めに
※蛙
水抜きの穴が棲家の蛙かな
※風車
この星がくるくるまわす風車
※バレンタインの日
バレンタインディーまで決戦ショコラティエ
※椿
落椿或る蟻はみぎ他はひだり
※手毬
イントロであててみられよ手毬唄
※乗り初め
乗初やケーブルカーの山登り
※去年今年
去年今年戦後70年の先
※宝船
未確認帆走船団宝船たまこ
※息白し
息白しゴジラを知らない娘の目
※雪
墨汁のそらわらわらと牡丹雪
※鯛焼
鯛焼屋の再開の日に買いに行く
※落葉
水底に沈む間際の落ち葉かな
※時雨
ウォーキング途中で濡れる初時雨
※障子貼る
障子貼るひと立ち入れぬ山河あり
※秋惜しむ
秋惜しむ酒場のアテの消されおり
※霧
山道や霧の向こうの人の声
※月見
右目から入った月は左目に
※台風/颱風
谷中ぎんざ台風一過の食べ歩き
※曼珠沙華
天空の夕陽を掴む曼珠沙華
※朝顔
朝顔の鉢持ち帰る親子かな
※残暑
絵日記を慌て始める残暑かな
※浮いて来い
飛ぶ前に宇宙戦艦浮いて来い
※白靴
白靴は一足もない下宿屋に
※夏の空
装いを新たに白鷺 夏の空
※起こし絵
起し絵の女に囲まれ眠りおり
鱶鰭や喜ぶ時と逃げる時
※海豚
大空や嘘か真か海豚のキス
※枯野
夕まぐれ枯野の礫をひろうひと
※帰り花
美咲町鉱山跡の帰り花
※黄落
黄葉や亡父の齢となる今年
※黄葉
黄落や蛤御門の弾のあと
※りんご
すりおろし林檎に添へし木匙かな
※秋の声
夕めしはご飯みそ汁秋の声
※雷
神鳴や言下に否の罪深し
※稲妻
稲妻の形にふるう亀の撥
※渡り鳥
渡り鳥昨日もきたが今日もきた
※葡萄
門前の八百屋の奥の葡萄かな
※鈴虫
駅前の貰ひスズムシ赤い紐
※松虫
松虫は勝負チンチロリンと鳴く
※花火
こどもらの花火のあとの烟りかな
※新涼
あお色の瓶になりたり新涼酒
※泳ぎ
兄妹の泳ぎの帰りの赤ずきん
※夕立
夕立や甕がこわれてゆく星の
※物語
命日の百物語炎(ほむら)立つ
※緑陰
緑陰の新エネルギー充填所
※夏帽子
帰るたび祖父の出し来る麦藁帽
※黴
パンのみにあらず人にも巣食う黴
※余花
道造の緑の小屋に余花のかげ
※薫風
漱石の猫のしっぽや風薫る
※桜湯
桜湯や裳裾のやうに揺らしおり
※春めく
春めくや襟足少し短めに
※蛙
水抜きの穴が棲家の蛙かな
※風車
この星がくるくるまわす風車
※バレンタインの日
バレンタインディーまで決戦ショコラティエ
※椿
落椿或る蟻はみぎ他はひだり
※手毬
イントロであててみられよ手毬唄
※乗り初め
乗初やケーブルカーの山登り
※去年今年
去年今年戦後70年の先
※宝船
未確認帆走船団宝船たまこ
※息白し
息白しゴジラを知らない娘の目
※雪
墨汁のそらわらわらと牡丹雪
※鯛焼
鯛焼屋の再開の日に買いに行く
※落葉
水底に沈む間際の落ち葉かな
※時雨
ウォーキング途中で濡れる初時雨
※障子貼る
障子貼るひと立ち入れぬ山河あり
※秋惜しむ
秋惜しむ酒場のアテの消されおり
※霧
山道や霧の向こうの人の声
※月見
右目から入った月は左目に
※台風/颱風
谷中ぎんざ台風一過の食べ歩き
※曼珠沙華
天空の夕陽を掴む曼珠沙華
※朝顔
朝顔の鉢持ち帰る親子かな
※残暑
絵日記を慌て始める残暑かな
※浮いて来い
飛ぶ前に宇宙戦艦浮いて来い
※白靴
白靴は一足もない下宿屋に
※夏の空
装いを新たに白鷺 夏の空
※起こし絵
起し絵の女に囲まれ眠りおり
※光
東北のTsunamiのあとをバスでゆく枯野の沖にきらめく光
※部屋
君と住む部屋がなかなか見つからぬ秋の夕暮れ焼き芋ほおばる
※初
内視鏡検査は初めてではないものの緊張してる大腸
※つまずく
躓いて骨折をした友人の快気祝いのセレンディピティ
※本
長髪のひとが隣で眠ってる読みかけの本膝に落として
※さそう
「さよなら」のことばの精がみせる夢きのうのあなたがわたしをさそう
※読む
人類の歴史を読めば新興の無法な勢力跋扈して乱
※青
なつ空の暖簾をくぐり群青のひかる海にも行きたい朝
※熟れる
高校の中庭にある桑の実の熟れるのを食む青いくちびる
※海の生き物(テーマ)
給食のクジラの記憶は違っても皆に等しくこどもの頃は
※鳴(らす)
月の夜に誰かが鳴らす愛らしい楽器の音色が君をハグする
※映画
毎夏の映画のチケットペア券が《一般》になる青嵐吹く
※紙
反故にした手紙を丸めて豪州の海に浮かべたような晴天
※電車
通勤の電車の隙間をふわふわと又ふわふわと羽毛飛びたり
※婚
結婚の内祝いには二人して希いつつ一升にする
※曜日
土曜日にレッスン入れる40年の苦手を克服する試みに
★卵
頭師のたまごはアールヌーボーのコルクの筆で眉を描けり
★初恋
初恋は今切らしてる駅前のコンビニならば開いてるよ今
★駅
禁断の花園にいるここちしてふわりふわりと駅を乗り過ぐ
★つなぐ
検定料だけで終わらぬ受験とふ親とこどもをつなぐ関門
★帽子
先生は鈍(にび)の帽子を挨拶に軽くかたむけやはらかく笑む
★ねたむ
オリオンを夜空に上げたアルテミス、ゼウスの坐した彼(か)の世をねたむ
★おどる
反対のしにくい言葉が踊ってる寡黙になるならキスがしたいね
★サラダ
新鮮な野菜サラダを食べている虫食いどころかアオムシがいた
★ゲーム
目覚めると眼鏡がなくて狼狽える宝探しは終わらぬゲーム
★勝つ 負ける
蕎麦処ランチの小皿のとんかつの衣を残せぬわたしの負けだ
★旅
職を棄てオーストラリアの旅をする友から届いた絵葉書
★贈り物
10月に雪の兼題 友人は2月の贈り物のプレゼン
★祈る
研鑽の末に杜氏は神棚に祈り新酒を醸しはじめる
★いのち
遺伝子が4倍になる爆発がいのちのちからを進化して 今
東北のTsunamiのあとをバスでゆく枯野の沖にきらめく光
※部屋
君と住む部屋がなかなか見つからぬ秋の夕暮れ焼き芋ほおばる
※初
内視鏡検査は初めてではないものの緊張してる大腸
※つまずく
躓いて骨折をした友人の快気祝いのセレンディピティ
※本
長髪のひとが隣で眠ってる読みかけの本膝に落として
※さそう
「さよなら」のことばの精がみせる夢きのうのあなたがわたしをさそう
※読む
人類の歴史を読めば新興の無法な勢力跋扈して乱
※青
なつ空の暖簾をくぐり群青のひかる海にも行きたい朝
※熟れる
高校の中庭にある桑の実の熟れるのを食む青いくちびる
※海の生き物(テーマ)
給食のクジラの記憶は違っても皆に等しくこどもの頃は
※鳴(らす)
月の夜に誰かが鳴らす愛らしい楽器の音色が君をハグする
※映画
毎夏の映画のチケットペア券が《一般》になる青嵐吹く
※紙
反故にした手紙を丸めて豪州の海に浮かべたような晴天
※電車
通勤の電車の隙間をふわふわと又ふわふわと羽毛飛びたり
※婚
結婚の内祝いには二人して希いつつ一升にする
※曜日
土曜日にレッスン入れる40年の苦手を克服する試みに
★卵
頭師のたまごはアールヌーボーのコルクの筆で眉を描けり
★初恋
初恋は今切らしてる駅前のコンビニならば開いてるよ今
★駅
禁断の花園にいるここちしてふわりふわりと駅を乗り過ぐ
★つなぐ
検定料だけで終わらぬ受験とふ親とこどもをつなぐ関門
★帽子
先生は鈍(にび)の帽子を挨拶に軽くかたむけやはらかく笑む
★ねたむ
オリオンを夜空に上げたアルテミス、ゼウスの坐した彼(か)の世をねたむ
★おどる
反対のしにくい言葉が踊ってる寡黙になるならキスがしたいね
★サラダ
新鮮な野菜サラダを食べている虫食いどころかアオムシがいた
★ゲーム
目覚めると眼鏡がなくて狼狽える宝探しは終わらぬゲーム
★勝つ 負ける
蕎麦処ランチの小皿のとんかつの衣を残せぬわたしの負けだ
★旅
職を棄てオーストラリアの旅をする友から届いた絵葉書
★贈り物
10月に雪の兼題 友人は2月の贈り物のプレゼン
★祈る
研鑽の末に杜氏は神棚に祈り新酒を醸しはじめる
★いのち
遺伝子が4倍になる爆発がいのちのちからを進化して 今
