0857
僕らの終焉は、きっと世界の果てのこんな場所なんだと思う。
夢の中では、写真のようにモノクロだった。
君が去って行くのを、ただただ僕は見ていたっけ。
なんだか、物凄くリアル感がなくて、涙も出なけりゃ、胸が痛む事もなかった。
きっとそれは夢だったから。夢だったからなんだろう。
そう思うと少しだけ、あのリアル感のない、中途半端な悲しみも消えてなくなる。
朝陽が眩しくて、モノクロの世界から飛び出した僕は、
なんだか一人、夢から取り残されたような気分になったんだ。
君が隣にいない事を確認し、ベットから起き上がって、いつものように珈琲を準備し、
なんだか、今日はやけに煙草の味がしない。なんて、呟いたんだ。
それが、僕の今日という始まりだった。


