夜明け前。 -351ページ目

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波










君を、独り占めしたいんだ。















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また、夏模様です。

そう朝のニュース番組でアナウンサーが言ってたっけ。

季節や、気候だけは人間はどうにも出来ない。

秋になったり、夏が戻ってきちゃったり、どうせだったらいきなり春になっちゃえば良いのに。

そんな風に朝から、クレイジーな発想を抱きながら僕は電車で一人音楽を聴きながら

空を見ていた。



他愛もない事を考えたり、それを誰かに言ったりするが好きだったりする。

隣に座っていた、口を真一文字に閉じて目を瞑っている女性に、今考えていた事を

話したいなぁ。なんて思いながら、実際は、そんな事はしなかった。

夜だったら、してたかもしれない。

さすがに朝っぱらから声をかける気にはならない、ましてや月曜の朝だ。

誰もが不機嫌そうに、誰もが未だ眠そうな目をしている電車の中で僕だけが独り、上機嫌だった。










0861















君が、最高の幸せを掴めますように。