01211
料理を、作って、大満足な僕の日曜日の夜、少しだけ冷たい手で、キーボードを、撫でながら、こうやって綴っているんだよ。僕はね、昔、料理人に、なりたかったっけ。自分の店を、持ってみたいって考えてた頃が、あったんだよ。大きな店じゃなくってさ、小さい小さい店をね。洋食から和食まで、何でも食べれちゃうような、そんな店。美味しいアルコールも、涙でしょっぱいカクテルも出てきちゃうような、そんな店。アルコールが苦手な人には、美味しい珈琲や、紅茶を。いや、昔じゃなくって今だってそういう店、持ちたいなって想ってる、少しだけ、想ってるんだ。だけど、うん、心の奥底に、あるんだ。いつか、うん。いつか、ね。
もしも、そんな店を出したら、君に来て欲しいなって想う。
疲れたカラダやココロを、癒せるような。楽しい出来事があったら、話せるような。涙が止まらない夜も、来て一緒に泣けるような、腹が立ってても、料理を目の前にしたり、飲み物が目の前に来たら怒ってる気分も、忘れちゃうような、そんな、夢のような店をね。いつか、いつかきっと、そんな店、自分で持てたら良いなって、想っているんだ。
ほら、宮沢賢治の物語で、あったじゃないか。【注文の多い料理店】って、話さ。僕、大好きだったんだ、小さい頃の、僕。今でも大切な本の、一冊なんだ。絵本で、持ってるんだ。たまーに、読むんだ。あれ、どんな話か、知ってるかい。料理を作る話じゃないんだけど、なんだかね、好きだったんだ。それからかもしれない、僕が料理に興味を持ったのは。友人に話すと、あんな話で料理に興味を持つなんてオカシイんじゃないか。って笑われたっけ。だけど、うん。興味を持ったんだ。今、考えるとオカシナ話だ。だけど、うん。
今夜は、僕、物凄く機嫌が良いんだ、だって、そりゃそうさ、料理を作ったし、ほんの少しだけアルコールを摂取したからね。少しだけ、饒舌なんだ。まだまだ、話したいんだ。今夜は、ね。次は、猫と、僕の話でも、しようかなって、想うんだけど、付き合ってくれるかい。


