夜明け前。 -172ページ目

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気がついたら、もう木曜日だった。なんてわけなく、毎日僕は過ごしてました。そう、元気に。

金曜日だけが逢える日じゃないって。そう、想った。君に逢えなかった金曜日の夜。だけど、土曜日に、逢えて、素敵な海を見ながら君の横顔をぼんやりと見つめてた。海の見えるカフェで少し遅すぎるランチを食べて、ゆっくり珈琲を飲みながら一週間の話をしたんだ。どんな本を読んだだの、何を考えてただの、どう過ごしていただの。そんな他愛のない会話を愉しんだあと僕らは、肌を重ねた。沢山の時間をかけて。ゆっくり、ゆっくりした時間を二人で過ごしたりしたんだ。真っ暗で、海か空かわからなくなってしまった頃、僕らは、またね。と言って、別れた。何度、味わったってこのまたね。の瞬間が、悲しい。とても、哀しい。別れ際にkiss をしたいっていつも想う僕。そしていつもしない僕ら。きっとKiss なんかしてしまったら、またね。って進めなくなってしまうのもわかるから。



金曜日、逢えなくたって良いんだ。



君がどこで、誰とどんな風に過ごしてるんだろうって、考える夜も悪くないって想う。そう、想う。僕らは、きっと同じ気持ちだ。どんな時も、いつだって、きっと、きっと。じゃなくちゃ、うん。哀しい、同じ気持ちじゃなくっちゃやってらんないや。そう、信じて僕は、また一週間を始めていたんだ。本ばかり読んで、ぼんやりTVなんか見たり、たまにまじめに仕事なんかして、木曜日の今日の今に至るんだ。君に逢えない長すぎた時間を、早く埋められる時が来ないかなんて想いながらね。




また、金曜日が、やって来る。







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あまりにも凍えそうで、まずは、風呂で温まろう。お湯が溜まるまで、ここに来てたら、あちゅーまに、満タンでした、家の風呂。やれやれ。想ったよりも温めの温度だったし、なんだか今日は最後の最後にやっちまったなぁって想うけれど、全てがうまくいく1日なんかあっただろうかって想うと、そんな日なんか少ないような気がして、なんだかこれも、これで良かった事のように想えるんだ。こんな火曜日は、少しだけ君を恋しいって想う。君がいたら、溢れんばかりのお湯を止めてくれるんじゃないかと想像してしまうんだ。だけど、君はここにはいないし、君がここに来る事も、ない。写真すら、見せた事もなかったような気がする。僕の、生活は、きっと、見せなくとも、ここに来なくとも、きっと君は見えると、想うし、見えてるんだって想ってしまったら、なんだか少し照れくさくなったんだ。



今日も、終わるね。そして、今日も寒くて、だけど、雪は降らなくて、そんな火曜日も、もう数時間なんだ。



当然明日は、水曜日で、今週の金曜日君に逢えないかもしれないって想うと、僕は、金曜日なんか来なくて、火曜日のままで良いやって、想ってしまったりも、するんだよ。だけど、やっぱり朝は、来る。そして君に逢えない金曜日はすぐにやってきてしまうだろうね。






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嫌いに、なる事って、僕にとっては、好きになる事よりも難しいんだって、事。

いくらでも恋には落ちられるけれど、心から誰かを、嫌いになんかなれやしないんだ。そう、例えどんな酷い事が起こったって、さ。嫌いになんか、なれないよ。