夜明け前。 -142ページ目

01491















本当は、


















  夜明け前。






ギターよりも、ピアノが弾けるようになりたかったんだ。いや、今は。昔はピアノなんかよりもギターが、弾きたかった。そういうもんなのかもしれないね。人生ってのも。きっと、先に進んでみなくちゃ、わからない事が沢山あって、食わず嫌いは、僕はないけれど、それに似たような事がいっぱいあるんじゃないかなって、想うんだ。ほら、例えばまったく読んだ事もない作家で興味のないような小説も、月日が経つと読みたくなってしまう。みたいな。いや、これは僕の最良の例えで、本を読まない人にはわからない例えなのだけど。全く納豆が匂いだけで嫌いって人が、いざ月日が経つと、その匂いが好きになっちゃうみたいな。いや、ありえないな。これは、きっと。って、こんな風に、案外僕ってば、説明が下手だったりするんだよね。だから、恋愛相談なんか、僕は向いてない。いや、最初からそんなの受け付けたりはしないのだけど。何の、アピールなんだかわからないけれど、今の僕の頭の中に、浮かんだ言葉を綴ってるだけの文章なのだ。










01490













逢いたかったの?












  夜明け前。








そんなに私は、逢いたいなんてあなた程じゃなかったわ。なんて、意地悪な事を言う君に、Kiss を、した。嘘に、決まってるじゃない、って君はKiss の、お返しをくれた金曜日の夜があったのは、何日前だったっけ。あれは、4日前。たった4日なのに、もう逢いたくて逢いたくて仕方ないんだ。どうして、こんなに、逢いたいのかなんて、説明するのに3日は、必要かもしれない。それも、寝ずにずっと話さなくちゃ、終わらないかもしれないんだ。だから、Kiss で埋めるのかもしれないね、唇を。









01489








  夜明け前。









もう、きっと梅雨なんか明けちゃったんじゃないかなって、思ってた火曜日の朝。だけど、天気予報士は、まだまだ梅雨は明けてませんって、言ってたんだ。もう、いいじゃない。梅雨明けだって。なんて、朝からテレビに、呟いてみたけれど、もちろん返事なんかあるわけない。あるわけ、ないんだ。そんな僕を猫は、横目で、見つめてた。君が横にいたら、テレビになんか話しかけなくたって良いってのにね。そんなに独り言を言わないのだけど、どうしてか朝だけは、なんだか独り言を言うみたいなんだ。やっぱり朝目が覚めて、何か言葉を声に出したいよね。おはよう。って。モーニングコールをしてくれるサービスがあるみたいだけど、小一時間位話してくれるんだったら申し込むんだけどな。勿論、女の子に限るんだけど。