私は 「減価償却費」 には 「自己金融機能」 が有ると確信しています。
減価償却費は、支出を伴わない費用なので、資金の流出が有りません。
損益計算書上の利益は減りますが、資金は手元に残ります。
これを、自己金融機能と言います。
しかし、コンサルタントをスタートする迄は、全く実感出来ませんでした。
何故ならば、殆どの会社は減価償却資産を購入する時銀行借入金で購入です
その結果、減価償却費相当額で銀行借入金の返済です。
だから、減価償却費に自己金融機能が有るなんて信じられません。
ズット長い間そう思い続けて来ました。
2010年頃から「中小企業が銀行借入金から脱出には」という点にターゲットを
絞ってコンサルをやって来ました。
そしたら銀行借入金から脱出し利益が出る会社が出て来ました。
確かに減価償却費は自己金融機能を持っている事が理解出来ました。
例えば、A会社、減価償却費は年間1億円です。
もう銀行借入金が全く無くなりました、借入金の返済は有りません。
だから、年間1億円が会社にお金が増えます。
年間利益は1億円です。
法人税等を支払い後、6,500万円のお金が会社に増えます。
合計 1億6,500万円です。
五の項つづく