インストラクターとして、運動の集団エクササイズを担当する場合、インストラクションをするうえで、気にしたいことがあります。それは動きの注意事項を前向きな表現に変換して伝えることです。膝を出さないように、背中が曲がらないように、息を止めないで・・・。これらは今の否定になりますので、言われた人の脳が潜在的に後ろ向き作用を引き起こすのではないか、と思います。「~ない」を「~しましょう」「~のように」とするだけで、今を否定せずに、未来の動作を促すことにつなげたいのです。結構、頭を使います。

「夫、三界は只心ひとつなり(世界は心の持ちようで変わる)」by 方丈記