道元禅師いわく「鼻息微通」 呼吸を意識的に操作せず、鼻を通して自然に、かつ微かに通わせる状態だそうです。じっとしているとき、音も立てないほど静かで穏やかな呼吸は、心身の調和に役立ちそうです。意識してしまうけれど。



歩く習慣、睡眠時間の確保、筋肉量の維持、適切な量・質・タイミングの食事、ストレス回避。健康に良い=元気に生きるための方法は、多くの人が知っていることでしょう。しかし行動できている人が少ない。一歩を踏み出せば、その行動がまた知識を強化して、相乗効果で加速します。



筋トレしているとき・・・アクチンとミオシンがいい感じに動いてる!

歩いているとき・・・ふくらはぎから血がどんどん戻って血流促進がすごい!

このように、運動しているとき「すごく健康にいいことをしているぞ!」的な自己暗示は、体にも心にもあんがい効果的です。



60歳になったら、20歳になったら・・・なんていう概念は、そんなに古いものではない気がします。たしかに心身の変化について「ただ還暦と言わないなあ・・・」と感じることもあるでしょうが、社会通念上や法律上の年齢に縛られるより、自分自身の活力を磨くことに集中しましょう。



運動が習慣になっているひと「限定」に朗報です。計画どおりがうれしい、やらないとなんだか気持ち悪いという人が多いと思います。でも「気が乗らない日」があるのなら、堂々と運動しないでおきましょう。たまに休んでも、何の問題もありません。



今日はどんな運動をしますか?今日は何時に寝ますか?今日の昼食は何にしますか? これらのことが、前日の夜や当日の朝にはもう決まっていますか? そして行動に移していますか?



頸動脈で感じる拍動、左右同時であるはずですが、筋の緊張や疲労による良くないアンバランスで、拍動のタイミングに微妙なずれが起こることがあるそうです。たまに触ってみることで、今の気持ちやここ最近の体調に思いを馳せるきっかけになりますよ。



じっとしていると言えども・・・。これ、どんなに努力しても呼吸や心臓の拍動だけでなく、重力に対して崩れそうになる体を支える筋の調整などで、つねに揺らいでいます。だからこそ、呼吸が重要になるのです。



ヒトは死にます。不慮の事故でなければ、徐々に劣化(老化)していき~その過程で私たちが病気と呼ぶものになることもあり~最後は機能不全となります。老化すると言えども、そのときどきで一番元気であるほうが人生豊かに。老化の波に乗るということは、元気に老化するということかもしれません。



運動することで体に起こることは、現象と効果に分けられます。シンプルにいえば、現象は同時発生・短期的、効果は中長期的。

ホルモンでいえば、成長ホルモン、エンドルフィン、BDNF(脳由来神経栄養因子)の分泌が増えるという現象があり、脂肪燃焼促進、うつ・不安の軽減、認知機能向上などの効果があります。