ウォーキングで体は変わります。ただし、よっぽど運動していない人であれば、下半身が全体的に引き締まる、ウエストが引き締まるなど、多少、体型の変化はあるかもしれませんが、あまり期待しないほうが良いでしょう。健康づくりの観点からは、筋刺激により代謝が促され、血流促進により酸素や栄養が末端へいきわたりますので、体の中が変わることが、大いに期待できます。



血流促進、筋刺激、バランス調整。これらは健康に必要な体の3つの要素ですが、このすべてにかかわるものとして、体のこわばりがあります。

年を重ねると、座りっぱなしだったり、しばらく動いていないと体が固まりやすくなります。体が動く≒関節が動く、なので、関節を動かすと一時的なこわばりがほどけていきます。

こわばりを取りたいなら、ラジオ体操を朝以外にも取り入れると、良いです。ラジオ体操を、鼻呼吸で行ってみましょう。



筋トレーニングが続かない人は、楽しさや成果よりも、つらさのほうが上回っています。筋トレーニングをどう捉えるかによって変わりますが、筋肉を成長させる、あるいは25歳以降でも現状維持させるとなると、過負荷の原理に沿って行うことになります。過負荷、つまり日常生活よりも高い負荷が必要ですので、つらい、となります。

筋肉は、25歳まではある程度成長しますので、普通に生活するには放っておいてもよいです。25歳を過ぎると、ゆっくり衰えますので、これをどうしたいかで筋トレの考えかたも変わります。普通の生活をするのであれば、筋トレ未満の、筋に刺激を与えるだけでよいでしょう。



筋トレーニングをしたことがない人には、バーベルとダンベルの違いは、分かりづらいのではないでしょうか。バーベルは1メートル程度より長いバーの両端に、重りのプレートが付いているもので、基本的に両腕や肩で担いで持ちます。ダンベルは片手に持てる程度の長さの短いバーに重りがついているものです。まあ、どちらでもよいですね。



痩せたいと思って、ヨガを始める。とても良いことです。

ヨガは、活動量という観点からは、ストレッチと筋トレ要素が含まれますが、体重を減らすことを痩せる、と定義すると、ほとんど影響しないと思われます。意図的に体重を減らすのであれば、食べる量を減らせばよいのです。ヨガは筋肉にしっかり刺激を与えるので、長期的にみれば、ボディラインがきれいになる可能性はあります。

むしろ、ヨガを始めることで、姿勢や体型を意識するようになり、生活にハリができて、食事や睡眠にも気を配るようになり、新しいヨガウエアを身にまとうことで気分が良くなり、呼吸法で心が安定する・・・こういった様々なことが良い方向に働き、結果的に痩せてくるということでしょう。



何かの動作をするときに、余分な力が入っていると、疲れが早かったり、うまくいかないことにつながります。まれに、習得に優れたセンスのある人がいますが、余分な力が抜けて、必要な力だけを入れられるようになるには、数をこなすこと=練習が必要です。大人になると、練習を十分にせず、ついコツをつかみたくなりますね。急がば回れ。



体がどんなふうになっているか、実際のポジションと感覚には、ズレが生じます。体を使うようなスポーツ競技をしている人は、これを繊細に調整する必要があります。鏡を見ると客観的にわかりますが、鏡を見ている時点で視線がかわり、体が歪みます。動画撮影も客観的に確認できますが、撮影した時間はすでに過去になっているため、現時点でのイメージと繋げられません。とはいえ、ある程度の参考にはなりますので、活用しながらも、最後は自分の感覚だけが頼りです。



寝るときに口が開かないように貼るためのテープがあります。専用のものが市販されていますが、ガーゼを体につけるときに使うサージカルテープでもよいです。これらのテープによって物理的に口を閉じたままだと、呼吸は鼻でするしかなくなります。そうすると、体は自然と鼻通りが良い状態を保とうとします。口テープをして一晩眠れたのであれば、翌朝は鼻づまりがない状態で起きることができるでしょう。



トレーニングといってよいレベルの運動は、必ず心身が疲労します。しかし、回復しきらないうちに、いつもトレーニングを行っていると、その疲労を感じづらくなってきます。本来のベストな状態を忘れて、疲れていて力が発揮しきれない状態を、普通と感じてしまうのです。この行く末は、パフォーマンス低下、ケガ、燃え尽き症候群です。

睡眠も同様、寝不足が続くと、それに気づかない状態になります。



前に向かっていつも通り歩くとき、脚を前に出すのか、脚が前に出るのか。どちらも正解ですが、後者のほうがより自然に歩けそうです。

ほんの少し体を前に傾ければ、そのまま倒れこまないように、どちらかの脚が自ずと一歩前に出ます。これを繰り返せば、歩くことになります。体が真直ぐのまま、脚を交互に出すことは、あまり効率が良いと言えません。