この記事は、3月20日に書き上げ、31日に投稿の予定でした。従って、記事の内容に時間的ズレのある部分がございます。しかし、記事の内容を考え、修正をせずに、そのまま複製して公開致します。どうぞご理解下さい。


前回の投稿には、

沢山の方々からメールや書き込みを

頂戴致しました。

心より厚く

御礼申し上げます。


時折申し添えておりますが、

当ブログでは、

返信まで時間が開き過ぎるなど、

特別な事情がない限り、

書き込み頂いた内容へ、

私から直接の返信は控えております。

それは、

書き込んで頂いた内容に、

私から返信することで、

第三者から誹謗中傷が行われることを、

出来る限り防ぎたいと

考えた末の方針です。

いつ書き込んだか忘れた頃に、

急に返信のメールが届いたらビックリするでしょう?

なので、

そんな場合は書き込みに直接返信致します。

基本的には、

書き込みやメールを頂いて、

ご質問やお問い合わせなど、

返信が必要だと判断したものには、

メールで返信しております。

どうぞ、ご了承下さい。


現に今回は、

私の投稿した内容だけに留まらず、

ご意見を賜った方々に対しても、

批判する内容の記事を、

確認しております。


ネットという特性上、

私に対する多少の批判は

致し方ないと考えておりますが、

書き込んで頂いた皆様に対し、

常軌を逸した口撃や、

迷惑行為を避けるためにも、

どうかご理解を賜れますよう

お願い申し上げます。


しかし、

私に対して、

ご意見等を書き込んで頂くことや、

直接メールを頂戴することは、

大歓迎でお待ちしておりますので、

どうぞ、

ご自由になさって下さい。


とは言え、

沢山頂いたメールや書き込みに、

全く何も対応しないのは、

あまりにも

無責任ですので、

頂戴したメールのご主旨を判断して、

以下をまとめてご回答申し上げます。


まず、


頂戴したメールの内容に含まれている、

個人的な

推測や妄想の類いについては、

その根拠が判りませんし、

推測や妄想の延長上にある

それぞれの個人的感情や感想について、

私から申し上げることは

何もございません。


ほとんどの方が

お書きになっているのは、

週刊誌や報道の内容を

読んだ、聞いた、

ことからの感想想像であって、

真実に基づくものではありません。


例えば

『○○年ファンをやっていて……』

など、ご自身の経験や経歴を基に、

『△△は嘘をついている』

『□□ならやっている』

と言った内容をお聞かせ頂きましても、

それが正しいとは確認できませんし、

長年のファンであることが

まるで『根拠』のように仰っても、

社会的には通用しないでしょう。

第一に、

歌劇団側から正式な発表も無い現状で、

どんな内容が嘘だと仰るんです?


繰り返しになりますが、

単にファン歴が長いからと言って、

それを推測の裏付けにするのは、

暴論になるでしょうね。

まぁ、

斯く言う私も、

舞台を観たり、携わったりする生活は、

まだ

半世紀を越えたぐらいでございましてね、

大したことは申せませんが、

あなた様の

そのご経験や経歴は、

違うことに活かされた方が

良いかと存じます。


さらに、


『私はファンを辞めました』

『もう宝塚は観ません』などなど、

ご自身の決意表明をお聞かせ頂きましても、

私からは

左様ですか

としか申し上げられません。


私からあなた様に、

お尋ねしたことではありませんし、

また、

私があなた様のお考えを、

批判するつもりもございません。

むしろ、

どうしてそんなご決断を私などに

お話しになるのか、その意図も判りません。

もし、

そのご決断やお考えに、

同調賛同をお求めなら、

残念ながら私は、

同調も

賛同も致しかねます。

観る観ないは、

個人の自由です。

そのような同調圧力は、

場合によっては、

強要強制の罪となります。


どうぞ、

あなた様のご決断を尊重されて、

あなた様が正しいと思われる道を、

後戻りせず、

一方通行に真っ直ぐお進み下さい。


他にも、


『ご遺族の気持ちが理解できないのか』

『尊い命をなんと思っているのか』

『彼女の犠牲を無駄にするのか』などなど、

どこかで見たり、

聞いたことのあるような……

弁護士のコメントにあったかな? 

それとも安い週刊誌か?

と錯覚するような

文言が並んでおりまして、

少々『ゾッ』と致しました。

さらには、

遺族側弁護士が口を滑らせた

四名の劇団員に対し

贖罪しろ!

なんて暴言を吐く方もいる。

贖罪って言葉の意味を、

本当にご存知なんでしょうかね?

贖=あがなう って意味なんですよ。

ただの賠償じゃないんです。

金品だけでなく、

所有する全財産、

人身、までも含めて、

あがなう=差し出すって意味です。

そんな凄まじい事を、

全く関係のない他人が

平気で口にする。

しかも、

一方的に要求する。

裁判もしないで、

そんな横暴なことが

許されますか?

これね、

言葉の意味だけで考えても、

威圧的で、

脅迫行為です。

さらに、

犠牲とは一体なんですか!

彼女に対して、

そんな失礼な言い方はないでしょう。

彼女は犠牲になるために、

宝塚歌劇団に

入団した訳じゃありません。


勝手に人の死を、

利用したり、意義を持たせる行為は、

言語道断です。


無責任な週刊誌のように、

言葉の意味重さも知らずに、

容易に使っては

ならないでしょう


以前にも

『考えない人たち』と表現しましたが、

今回も改めて、

あぁー

この人たちは、

条件反射のように、

ただ感覚だけで

話しているのだなぁー

という感想を持ちました。


自分が知らないこと、

あるいは理解できないこと、

そういうのは

全て

『悪い』

あるいは

『認めない』

そして、

自分が知っている、信じていることは

全て

『正しい』

ということなんでしょう。


実はこの考え方が、

一番タチの悪い

イジメの原因

だと言えます。


第一に、

私は『命』を軽視するような、

馬鹿げた発言をした覚えはありません。

一体どこに、

そんな表現をしたところがありますか?


過去の投稿を

ご覧になれば判るでしょうが、

こんな騒ぎになる以前から、

週刊誌などマスコミを利用して、

不正を訴えることは、

危険な行為であると、指摘しています。

さらに、

改めて申し上げておきますが、

私は、

ご遺族の主張されていることを、

一度でも否定したことはありません。

主張されていることに、

『嘘はない』と思っているからこそ、

その証拠を明らかにすべきだと、

ずっと言い続け、書き続けています。


本来なら、

私が書いている程度のことなど、

遺族側弁護士が、

真っ先に公開すべきことなんです。


だってねぇ、

その根拠を出さなければ、

一体何を基にして、

裁判なり、交渉なりをするんです?


彼女に対して、

どれだけ

労働基準監督署が

認定するかは判りませんが、

彼女以外の団員についても、

過重労働があったことは、

すでに劇団側も認めています。


それ以外のことが、

たった1つでも、

記者会見で明らかにされていますか?


証拠や

根拠を提示するのは、

代理人である

弁護士の仕事です。

しかし、

一向に明らかにされる事実はなく、

会見の内容を聞けば聞くほど、

この弁護士さんには

不信感しかありません。


新しい証拠と言って出してきたものも、

さらに問題点を広げただけです。

何が問題なのかは、

次の投稿に詳しく書きます。


本当にねぇ、

馬鹿の一つ覚えのように、

私はずっと同じことを書いております。


最初の記者会見で

『証拠より証言があることが重要だ』と、

この弁護士さんは、

刑事裁判と民事裁判の違いを、

口角泡を飛ばして仰ったんです。

なら、

他の証拠はいらないはずでしょう?

その証言の裏付けだけをすれば良い。


ご母堂の主張を、

真っ向から否定するような、

LINEの内容を証拠として提示して、

どうなるんです?

そしてその矛盾点を説明もしない。

診断書も出さない。

ましてや会見の場で

『知り合いの医師に聞いたところ…… 』

などと、不適切な発言を平気でする。

その知り合いの医師は、

何を診て診断したのか?

あるいは

どうやって火傷の程度を見極めたのか?

何の説明もないでしょう?


そりゃね、

実際の交渉では、

ちゃんと証拠や根拠を基に、

交渉をなさっているかもしれません。

なら、

その内容を話さずに、

記者会見で何を話すんです?

会見を開いて、

どんな意味があるんです?

これは

週刊誌報道のために

やってる記者会見ですか?


ご遺族の気持ちが判るという方々に、

ちょっと考えて頂きたい。

もし、

劇団側の弁護士なり、関係者が、

『知り合いの医師に聞いたところ…… 』

なんて発言をしたら

『知り合いって誰やねん! 』

『聞いたって、診察してないんか! 』

とは、思いませんか?

普通に考えて、

その知り合いのお医者さんが、

診察することは不可能です。

もう彼女はいないのですから。

じゃその医師は

『何を診たんだ?』

不思議には思いませんか?


ご遺族の立場になってみて、

こんな曖昧な内容を記者会見で発言されて、

それで何とも思いませんか?


私が、

違和感なり、嫌悪感を抱くのは、

この弁護士さんの

発言内容です。


前回の記者会見で朗読された

彼女の妹さんの

『訴え』という文章について、

私は

弁護士の指示、

または

指導を受けたもの

と投稿に書きました。

これについて、

もう少し補足しておきましょう。


民事裁判の場合、

よほどの複雑な事情がない限り、

法廷に

直接本人や証人が出て、

証言や尋問が行われることはありません。

ほとんどが、

提出される文書によって審理されます。

なので

極論になりますが、

弁護士が書く文書の差で、

裁判に負けることもある

と言えるでしょう。


裁判官は、

複数の裁判を担当していますから、

様々な案件の、

大量な文章を読むことになります。

ですから、

理解できない文章であったり、

審理に必要なことが抜けている文章や、

言葉の誤用があると、

裁判の進行に支障が出ます。


そういう問題が発生するのを防ぐため、

弁護士さんは、

提出する全ての文書をチェックして、

裁判官に理解してもらえる内容に、

必ず書き改めます。

その時にね、

少しでも裁判官に

関心を持ってもらえるように、

強調したい部分を、

かなりオーバーな表現にしたり、

あるいは扇情的に、

ドラマチックに

文章を書く傾向があります。

念のため申し上げておきますが、

弁護士さんは『嘘』を書くつもりはないんですよ。


なのでね、

弁護士さんそれぞれの

個性とか癖が、

文章の構成や言葉の選び方に

出てくるものなんです。


例えば、

その弁護士さんが携われた、

複数の事件や案件の文章を読んでいると、

あぁ、この人はロマンチストだなぁ~

かなり攻撃的な言葉を選ぶ人だなぁ~ とか、

文章の最後には、

必ず芝居掛かった台詞口調になるとか、

本当に、

数件読んだだけでも、

その個性や癖が判りやすいんです。

特に、

声明文などになると、

その個性や癖が、さらに良く判ります。


もちろん、

かなり『盛って』あることは、

裁判官も分かっていますから、

そのオーバーに書かれている部分の

証拠や根拠に注目して、

それがちゃんと提出、提示されているか、

書かれている内容に破綻がないかを

調べます。


なのでね、

弁護士さんが

『こう書いて下さい』

『こんな内容を書いて下さい』

指示や指導することに問題はありませんし、

言葉選びの間違いや、文章の校正もします。

さらにその文章を、

『盛って』=アレンジするのは普通です。

むしろ、

原告の書いた文章を、

チェックもしない弁護士の方が、

職務怠慢と言えます。


それを踏まえて、

妹さんの

『訴え』なるものを読みますとね、

まずタイトルの『訴え』とは、

誰に対して訴えているのか?

という単純な疑問が浮かんできます。

普通に考えれば、

これは裁判所に提出する

訴 状です。

歌劇団が、

正当で、

かつ真摯に対応してくれないことを、

訴える内容です。

しかも、

妹=親族としてでなく、

現役の劇団員=第三者の立場で訴える

『告発書』と言って良いでしょう。

これは、

裁判を前提にした内容です。


でも、


現在はまだ交渉中です。

おかしいですよね?

代理人は交渉を続けているのに、

ご遺族の内の一人は、

交渉決裂と、

その後の裁判を前提にした

声明文を出す……


普通に考えれば、

交渉中なんですから、

代理人は妹さんに

『待った』をかける内容です。


なぜなら、


こんな声明文を出すことは、

依頼人代理人

意志疎通

出来ていない証拠になります。


代理人を

解任される可能性もある……

そんな代理人と交渉継続は無理でしょう?


しかも妹さんは、

現役の劇団員ですからね。

名前は出さないとは言え、

劇団を通さない形で、

団員として発言することは、

妹さんのリスクになる可能性もあります。


普通に考えれば、

告発する機会は、

交渉が決裂してからでも

十分にあります。


そんな

危険を犯してまで、

もう

交渉が煮詰まってきた

このタイミングで、

妹さんに

アクションをさせる必要が、

どこにあるのか?


一方では交渉を継続しながら、

その一方では決裂に備えた行動をする…… 

こんなある種の

弁護士の『駆け引き』を、

妹さんが考えると思われますか?


そりゃね、


もし妹さんが、

約半年の間に猛勉強されて、

そういう弁護士のテクニックや、

民事裁判のことを学ばれたというのなら、

話は別ですよ。

なら、

少なくとも妹さんお一人だけは、

最初から

裁判を望んでおられるのかもしれません。

そうでなければ、

こんな

裁判前提の内容は書かないでしょう?

それなら、

前回の記者会見での

『裁判はしない』

『裁判では解決仕切れないこともある』

と言った遺族側弁護士さんの発言は、

一体なんだったんです?

今まで、

妹さんのお考えは、

無視してきたんですか?


加えて、

この弁護士さんの説明では、

『妹さんが自主的に……』と、

あくまでも、

文章の作成は妹さんがした事で、

自分たちは第三者的な立場であると、

念を押す発言をしましたね。

それでいながら、

文章の中にある『誓約書』についてのみ、

記者からの質問が出ない内に、

素早く説明をなさいました。

他に補足説明がないということは、

この『訴え』の内容を、

認めておられるのでしょう。

つまり、

チェック済みということです。


実に曖昧な態度ですよね。


これね、

ご遺族が歌劇団に対して、

交渉の早急な締結を要望することや、

裁判に言及しても、

何の問題もないんです。

何十回、何百回その要望をしようとも、

それはご遺族の権利ですから。

むしろ、

弁護士さんが記者会見で、

わざわざ

『裁判はしない』などと

発言する方が、ちょっと不思議です。


一体、

誰に対する

メッセージなのか?


なので今回の文章も、

ご遺族の名前で出されていたら、

おそらく私は、

嫌悪感などを持たなかったでしょう。


でもね、

週刊誌や報道、マスコミは、

一度流された同じ報道内容を扱いません。

それは、

読者や視聴者が、

興味を示さないからです。


そもそも今回の記者会見は、

交渉に進展があった

解釈した報道に対して、

進展しているとは言えない

と遺族側弁護士が

報道内容に注文をつけた訳です。


普通なら、

こんな内容の記者会見を、

報道は記事にしません。

どう解釈するかは、

報道の自由ですから。

またどんなに

会見を聞き直しても、

訂正しなければならないほどの

決定的な違いもありませんし、

他に

報道するような

具体的な説明もありません。


でも、

初めて妹さんがコメントする

しかも

現役の劇団員である

となれば、

必ず報道されるでしょう。

だってねぇ、

現役の劇団員で、

この件でコメントを出している人は、

他に誰もいないんですから。

現実に、

各社が報道した内容を見てみれば、

ほぼ、妹さんの声明文を掲載しています。


やっぱりね、


この弁護士さんは、

週刊誌や報道のために会見をしている。

会見の内容も、

週刊誌や報道がネタにしやすいように、

調整している……


私には、

そうとしか理解できないですね。


これね、

さらに違う角度から考えると、

その『誓約書』に、

どれだけの

拘束力や契約の効力があるのか、

劇団側の

出方を見極めるために、

わざと、

妹さんを引っ張り出した……

とも言えるんです。

彼女のご母堂の名義では、

その拘束力や契約の効力を、

確認できませんからね。


以上が、

頂戴したメールや書き込みに対する

私からの回答です。

残念ながら、

最初に申し上げました通り、

頂戴した全ての事柄に対して、

お答えすることは出来ません。


悪しからず。


では次の投稿で、

ご質問頂きましたことへの回答と、

文中にもありました、

新証拠の問題点について申し上げます。