心理カウンセラー ひらいなずです
3年近く前、息子はアメリカに移住すると言って出国した
本人はもう日本に住むことはないと思っていたので
免許の更新やら、なんやらの手続きはすべて放置していった
それが、今月突然帰国したのだ
とりあえず最低2ヶ月は日本にいるらしいが
「スマホ契約できない、詰んだ」と成田についた彼から連絡がきた
まあ、写真付きの身分証明書がないものね
今時のパスポートは住所記載がないらしく契約できなかったとのこと
免許書はすでに失効しているし、マイナンバーカードなんかに興味もなかったし…
いや、それを帰国してから考えるところはあいかわらずだなと思う
せっかく帰国したので、主人と２人で会いに行くよと約束したが
前日に彼から、会いに来るの先延ばしもいいかと連絡がきた
「明日会うのはきつい」との一言
あいかわらずだなあ
私はどちらかというと、おせっかいなので相手のペースに合わせたいタイプである
まあ、あくまでも自分の許容範囲の中で、ではあるけれど
許容範囲といっても、知らず知らずに無理していることがあるので
その時は、自分のペースを崩さない彼の強さを見習おうと思う
せっかく数年ぶりに会うのだからとか
せっかく面倒みてくれるのだからとか
そんな人の気持ちを汲むこともなく、罪悪感もなく生きていく彼の潔さは、あっぱれ！だな
で、彼に今回どうして帰国したのか？と尋ねたら
「3年近くのニート生活は貴重だったけど、飽きた」と言った
私はカウンセリングしていて
「働かないで生きていきたい」という人の話をたくさん聞いてきた
仕事に疲れたきった人であれば、しばらく休職して休むことは必要だろう
けれど、人生かけて「何もしないで生きていく」は目標にはできないと思っている
生まれて来たワケは誰にでもあるからである
息子が学生の時からの将来の目標「何もしないで生きていく」だったが
彼もここにきて、そうではないのかも、と思い始めたということなんだろな
彼が何を見つけるのか、私も楽しみしておこうと思う
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