◆自分の心の癖を知ること

心理カウンセラー　ひらいなずです

先日、旦那から連絡がきた

NYにいる息子にメッセージを送っても、返事がないのは通常だけど

今年に入って、既読にもならない

生きているかどうかわからないので、私から連絡入れて欲しい

とのことだったが、私が連絡しても返事はないのでわからないのだよ

私の昔の癖で「息子が異国の地で、味方もなく誰にも理解されずに

辛い思いをして、心を病んでいるのかもしれない…」

そんな思いが一瞬よぎったが、そんなことはないだろうし

万が一、そんなことになっていたとしても、私が何か出来ることはなにもない

息子曰く「親が死んでも、葬式に出るために帰る意味はないよね」

（まだ、息があれば帰る意味があるらしい…）という人なので

つくづく不思議な縁だなと思う

が、そんな息子から「荷物がついた」の一文だけ、突然連絡がきた

去年の年末に船便で送った荷物がついたらしい

生きてた！ことにホッとした

お嫁さんの家族とは文化が違いすぎて、うまくやれる気がしないので

私は、距離を置いている

どちらかといえば、婿に送り出した感じ

そちらの世界でどうかよろしくお願いします、ということだ

私は、息子の生き方に興味がある

今まで出会ったことのない生き物で、とても奥が深いのだ

ある意味尊敬しているし、とても敵わないと思う

が、彼の生き方に巻き込まれると疲弊し疲れる

何一つ、こちらの言うことを聞いてはくれないからだ

世間一般の常識が全くきかない

「親の葬式くらい長男のあなたが見送ってよ」と思うが

それすら彼の中では、当たり前のことではないのだから

なので、距離をとって関われることが今いちばんありがたい

私にとっては、理想的なのだと思う

親としては寂しい気持ちも残るけど〜

人それぞれ、人間関係の「距離感」がある

それは、親や兄弟、友人、職場の人、含めてだけど

距離が近くてうまくいかない人もいれば、遠くてギクシャクする時もある

その絶妙なバランスで成り立っていて

自分なりの「うまくいく地点」を見つけられると楽になる

私自身は、どちらかと言うと、距離が遠いほうだが

と言って、人を信用していないわけでもなく、人嫌いなわけでもない

とちらかというと、人が好きなタイプだが、距離が近くなると失敗しがちになる

なぜなら、つい相手に期待をしてしまうからだ

娘に対してはその癖が全開で発動され、愛情が期待となり重石になったのだ

今はそんな自分の「心の癖」を理解しているので、自分なりの距離の取り方を心得ている

自分の適正な距離感を知っておくのも大事なことである

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