私の父は、生前、多種類の貝の収集をしていました。今ではなかなか採取できない希少な貝もたくさん含まれていたので、そのコレクションを佐賀の博物館に生前寄贈しました。
一方、手作りの貝細工も作っていた時期があり、実家には貝で作った大中小のヨットをはじめ、貝を人に見立てた大掛かりな大名行列の置物など、オリジナルの貝細工が多数ありました。
数年前に実家を訪れたとき、誰に渡ったのか?この貝細工が随分減っていたので、私も慌てて、3種類の父の貝細工をもらって帰りました。
ある意味、父の形見の品です。お金では買えない貴重なものです。
でも、今から50年以上前に作られた貝細工なので、ちょっと触っただけで、いとも簡単に接着部分が外れてしまうのです。
佐賀や福岡のように地震が少ない地域だから、今まで壊れずに保存できたのだと思います。
だから、崩れてしまわないうちに、ちょっとケータイで撮ってみました。
題名は書いてないので私が勝手に命名。「河童の音楽隊」と「藤娘」と「吞んべえたぬき」です。
貝殻細工ですがよくできているでしょう?
「河童の音楽隊」を上から見たところ↓