5月下旬、寒くなりましたね〜
落ち葉が激しい秋本番のニュージーランドです。
私はオークランドのホテルでハウスキーピングとして働いています。
多種多様な民族がいる多国籍な職場です。
コロナが終わりNZが国境を開いたのは2023年5月。
今までずっとコロナの隔離施設として国が運営していた職場ホテルも普通のホテルに戻りました。
隔離施設時代のお話は、
過去記事↓からどうぞっ。
国境を開いたはいいものの、やってきたのは壊滅的な人手不足問題。
せっかくリニューアルオープンをしても、ホテルの稼働率は50%という状態が続いていました。
さすがにNZ政府もこれではアカンと思ったのか、すぐに処置が取られました。
そうだ、ビザ出そう。
労働ビザの許容範囲を緩めて全世界から労働者を呼び込もうってことです。
今まで”ハウスキーピング”という職種では労働ビザなど出なかったのに、じゃんじゃん出して計6名が一挙に入社してきたのです。
入社の経緯は過去記事↓からどうぞ。
6人の思惑はそれぞれで
南米からやってきた2人はNZへ移住したい→2人共NZ人パートナーを見つけ、速攻結婚退職していきました。
アジア圏からの4人はとにかく
金金金
金を稼ぎたい。
もう、スゴイですよ。
ハウスキーピングのお仕事だけでは飽き足らず、レストラン部の仕事までやっちゃう。
ただでさえ彼らのお給料は国の政策で来ているので私達より高いのですが、まだまだ稼ぎたいらしい。
ホテル内、部署間でのスタッフの貸し借りはたまにあるんですけど、彼らはそれを聞きつけ自分たちで勝手に話をつけてハウスキーピングの勤務が終わった後、夜のバーレストランで勤務するという荒業に。
結果、朝ハウスキーピングの仕事が始まる頃にはフラッフラに〜。
出身国では許される働き方かもしれないけれど、動労基準法の厳しいNZではアカン行為なので(レストラン部のマネージャーが同国出身なのでやってしまってる)すぐに話し合いが行われたようで、結局法律にある週40時間を越えない範囲でやるように、となりました。
週の労働時間が40時間を超えると時給が上がるので会社としてはそれ以内ならOK。
確かにハウスキーピングの仕事だけでは40時間働けない時もあるので、レストラン部としても手伝ってもらうのは助かるし、新しい人を雇うよりも都合がいい。
”移民が現地の人の労働を奪う”というのはよくある話ですが、もともとNZ人が働くのがキライでNZ自体移民の労働力で成り立っている国なので彼らのガツガツぶりも役には立っている、というワケです。
ハウスキーピング部は朝出勤時にその日の勤務終了時間がわかるのですが、労働時間が8時間に達してないと彼らはすぐにレストラン部に「今日仕事ないか?」と聞きに行く。
そんな姿を見ると、週30時間しか働いてない自分が少々怠け者なのではないかと錯覚してしまいます。
少し前から日本でもよく取り上げられている
海外出稼ぎ
彼らくらいの根性がないと出稼げないのかもしれません。