1月中旬、真夏が素晴らしいニュージーランドです。
祝 海外生活25周年
勝手に記念しまして、移住までの道のりをお送りしております。
前回の続き、今回も旅だよ(^O^)/
初回からはこちら↓をご覧ください。
オーストラリアを去る前に、どうしても見ておきたかったウルルを旅しております。
素晴らしい星空を見た翌朝、最初からウルルに登るつもりはなかったので‘ウルルハイキングとアボリジニ博物館コース‘を選んでいました。
ガイドをしていたケアンズはエアーズロックから戻って滞在する方が多く「登れた」「登れなかった」というのが毎回の話題でした。
実際ウルルは少々の風でも閉鎖される事が多く、なぜ簡単に解放されないのかアボリジニの人に聞いてみると「事故が起こって聖地に血が流れるのがよくないから」という理由でした。
頂上から見る景色は素晴らしいそうですが、それはアボリジニの人たちのものなので私はご遠慮しておこう、と思ったのです。
(もしかしたら今は登れなくなったのかな?ハイキングも出来るかどうか不明です<m(__)m>)
ハイキングコースの入口でバンを降り、集合時間までにバスターミナルに戻ってきてね、との事です。
このハイキングは2時間くらいかかりますが、絶賛おススメです。
コースには沢山の岩がありひとつひとつに名前がついていてその説明書きもありました(聖地なので写真撮影禁止の場所もあります)
先住民アボリジニはいくつかの民族に分かれていて、このウルルは情報交換の場所でもあったそうです。
言葉や文字を持たなかった彼らが残した壁画も見る事ができます。
(壁画はバスターミナルの近くなので登るコースの人でも見られるとは思います)
インスタントカメラでここまでキレイ。
朝日に照らされたウルルは素晴らしかった。
赤、紫、オレンジ、黄色、、、どんどん色を変えていきます。
時々吹いてくる風が割れた岩の間から伸びてきた草を揺らし、たまにハイキングをしている人の足音くらいしか聞こえません。
朝のひんやりとした空気の中、なんだか神聖な気持ちになりました。
これからどんなに技術が発展しても、どんなに腕の確かな絵描きさんがいてもこの自然をそのまま伝える事はできない、その場にいた人だけが味わえる贅沢な風景を見ながら私はこのオーストラリア生活を振り返っていました。
もう私がオーストラリアでアボリジニの歴史をお客様に伝える事はありません。
がんばったけれど、願いはひとつも叶わずすべてを失ってしまいました。
それがどうした!!
この偉大な岩を前に、憤り迷っている自分などとてもちっぽけなものです。
ウルルに別れを告げ砂漠としか思えないような道を野原でトイレストップを取りながらバンは走り続け、観光案内所の子が熱烈におススメしてくれたキングスキャニオンに到着しました。
宿泊は作り付けの立派なテント。
夕食はバーで頂き、ツアーの人たちとひとしきり騒いで外に出ると、空には南十字星。
これで南十字星とはお別れかも。
翌日は2時間くらいで水が2Lは必要だというキングスキャニオンのハイキングです。
「世界の中心で愛を叫ぶ」の映画かドラマかのロケ地になったところで、ガイドのスティーブさんが成り立ちや植物の説明をしてくれます。
ツアー代表で食べたブッシュトマトは今思い出しても、アカン味(@_@。
とにかく登る。
モーレツおススメ。
その後、もう荒野としか思えなくなった道路を進み自然地帯の草むらでの自由なトイレ休憩を取りながらアリススプリングズに到着し、翌日の便でケアンズに戻りました。
つづく。
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