連休の3日目は、家から山崎の大山崎山荘美術館へ行く矢先に、阪急電車の西京極駅で飛び降り自殺で運転見合わせのメッセージが阪急電車のアプリから送られて来ました。運行状況を見ると既に電車が停滞気味! 急遽、JRへ。阪急で行くと330円がJRで行くと480円で150円の損です。飛び込むならJRにして欲しいものです。しかし、マジな話、政治が悪いと自殺って増えますね!? 岸田首相って、どれだけの人を殺したのか?

 

さて、本題です。

何故、大山崎山荘に行かないとあかんかと言うと、愛知県陶磁美術館の中国古陶磁のコレクションがやって来たからです。

 

JRの山崎駅で降りると、到着時間に併せて美術館の送迎バスが迎えに来てくれます。山崎駅から歩いて行けないことはないのですが、これに乗らないと急こう配の坂道を登って美術館に行くことになります。因みに阪急の大山崎だとバスが断然、便利です。




バスを降り、トンネルを通って、美術館に到着です。 荷物のある人は、トンネルから美術館の間に休憩所があるので、そこのコインロッカーで預けることになります。館内にコインロッカーはありません。休憩所を通過して暫くして、美術館の門、山荘に到着です。






 美術館の建物の脇に、モネの睡蓮を模した小さい庭園があります。 因みに別館で西洋画でモネの睡蓮を見ることが出来ます。

 

 

 

 

大山崎で展示されているコレクションの一部は上記のブログ記事の通り、2019年、2021年の愛知県陶磁美術館で見たことがあるものが含まれていました。当時、特別展の規格で今は無き町田美術館から持って来られた東南アジアの古陶磁器が展示が愛知県陶磁美術館で催され、それを大阪から態々、見に行ったのでした。

 

愛知では撮影可でしたが、今回の展示は大山崎山荘の中が基本、撮影禁止らしく、例え愛知の所蔵品であっても撮影不可!受付に貼られていたポスターを撮ろうしても、鬼の人相で「撮影はダメです!」って言われちゃいました。そんなにムキにならんでも良いのにね!? 

 

先ず、最初に見るのが後漢時代辺りの緑釉、赤釉モノです。

 

 

 

 

 

どれも副葬品ではありますが、釉薬に銅を使っていたことから、実用されていたこともあって、当時の平均年齢はかなり若いと言われています。この緑釉・赤釉モノは、発掘されてコレクター市場に出だした時は、めちゃめちゃ値段の高いものだったそうで、その後、墳墓の盗掘が活発になると沢山発掘し出したことから供給過多になり、値崩れしたそうです。その傾向が今でもあるようで、ちょっと頑張れば一般のコレクターでも手に入れれる可能性が増えました。

 

 

ちょっと不気味ですが、灰釉加彩の像です。 死後の世界をこう言った偶像でもって死者が寂しくならないように慰めたのでしょう。

 

 
耀州窯の壷です。 燿州窯独特のオリーブグリーンの青磁で、デコレーションがめちゃめちゃ細かいです。壊れずによくも残れたもんです。

 

 

この壷も壊れずに残っていたもんです。特に持ち手は尋常やないくらいの細さです。色は経年劣化で無色ですが唐三彩です。

 

 

今回、このラクダの唐三彩にビックリしました。保護ケースでカバーされず、むき出しのままの展示でした。従って、近接して釉薬の状況を見ることが出来ました。こんな無防備なことをして、中国人や韓国人に悪戯、または一部を破損させて持って帰らないか不安です。

 

 

 

建窯の天目茶碗と玳玻天目茶碗です。室町から安土桃山時代にかけて人気のあった茶碗です。昔はタイのリバーシティーでも良く見かけましたが、代替わりもあって、ホンマ、見られなくなりました。

 

 

長沙窯と言えば、このタイプが多いですね。他の美術館に比べると小ぶりです。

 

 

最後に欽窯の碗、何れ欲しい一品です。

 

撮影禁止の筈が何故、写真がアップされているか?

上記は愛知県陶磁美術館で撮った写真ですが、今回の大山崎に展示されていたもので、改めて良いなぁ~って思ったものをアップして見ました。

 


大山崎山荘から見る山崎の景色の一望は、嘗て、豊臣秀吉と明智光秀が戦った山崎合戦が想像出来ます。織田信長から豊臣秀吉に政権が移譲される歴史的瞬間がこの平地で起こったのでした。

 

喫茶ルームがあるのですが、展示物を見るのに時間を取られて、

 

 

「華風陶酔(かふうとうすい) レモンゼリー 烏龍茶マドレーヌを添えて」は売り切れで食べることが出来ませんでした。残念!  (写真は大山崎山荘美術館から拝借。)

 

13時に見終え、阪急電車が動いていることを確認し、送迎バスで阪急の大山崎の駅まで送ってもらいました。ランチですが、美術館では喫茶程度なので無理。また、駅前はこれがかなり良いお値段のするランチで、これならオニギリを持参した方が良いかと思いました。私は駅下のパン屋でランチを済ませました。

 

家に帰っても熱いので、梅田に着いて東洋陶磁美術館で少し涼んでから帰宅しました。