京都大アンティークフェアは2日目の参陣でした。今回は外人が少ない、日本人の年輩が多く見受けられました。特に女性が多かったような感じがしました。2日目で土曜日だからかな? 

 

会場に到着して右回りでパトロールの開始です。3つ目の列に、四天王寺や大阪骨董祭、堺蚤の市などでお会いするようになったアジア関係のアイテムを商っている業者さんがおられました。前々回の大阪骨董祭の時だったでしょうか、タイ、ミャンマーの仏像を数点を持って来られていて、その中に今回、我が家にお越しいただいたラタナコーシンの黄金仏がありました。仏像の購入は2年前のチェンマイ以来です。円安で仏像のようなかけ数が高いアイテムは敬遠の筆頭ですが、日本で買う場合はその気に及ばずです。















ラタナコーシンの仏様は数多くコレクションしていますので今更だったのですが、この仏様は特別でした。大阪骨董祭の時に出会い、今回、京都で出会い、ご縁あり! 欲しいと思ったのですが、先ずはパトロールを継続しランチを終えてからの勝負としました。

 

タイと言いますか、シナ半島には曜日に仏様がアサインされていて、自分の生まれた日の曜日の仏様を拝むのが慣習となっています。

 

 

私の場合は、日曜日に生まれたので上の図の上段一番左の仏様が守護仏になります。この仏像のアンティークを探すのがめちゃめちゃ大変で、これまで100年経つか経たない日曜日の仏様とは数度ほど出会えましたが、ラタナコーシンの前期から中期レヴェルの仏様に出会えたのは、実に13年ぶりなんです。しかも日本で! 

 

 

13年前、チャトチャックマーケットのDさんから入手したのですが、当時、Dさんから日曜日の仏様、特にラタナコーシン期の仏様を探し出すのはめちゃめちゃ難しいと言われていました。アイテムの価値を上げるための口上かと思っていましたが、まさしく、探し出すのに13年もかかりました。

 

今回の催事では、東京のFさんのブースにあった龍泉窯の青磁以外、コレと言って惹かれるものは無かったのが幸いでした。

 

値段交渉ですが、大阪骨董祭の時から値段が下がっていましたが、タイのマーケットプライスからだとまだまだ値段が高い。ご縁があるかどうか、業者さんには申し訳ないのですが一品一価格の譲歩無しとしました。事情を説明し、なんとか私の値段となりました。

 

この仏様ですが、高さが35.7cmもあり、幅がマックスで9cmで結構な重さでした。催事の後、東寺の蓮花を見ようと思っていましたが、家に帰って早く見たいと言う思いもあり、帰阪しました。