今日は朝から老松骨董祭に行って来ました。「年々、活気が無くなる」って感じるのは私だけかと思ったら、ある骨董屋さんも他のお客さんに同じく話をしているところを見ちゃいました。思うところは皆んな一緒なんでしょう。

 

今日は呉須の綺麗な古染付と出会いました。お値段もお手頃で、3月に東京の石洞美術館で見たばっかりの古染付に引けを取らないモノでした。欲しかったのですが、先日、インスタで馴染みの露天商さんがアップされていた宋胡録の魚文皿が気になっていてKeepしてもらっていることから敬遠しました。その代わり、ちょっと珍しいフィギュア系の宋胡録と、道端で売られていたモン陶の小壷の拾い物を入手出来ました。しかし、老松でゲットしたのは何年振りでしょうか? 

 

老松のランチと言えば『衣笠』のカツ丼ですが、今日は趣向を変えて老松通り沿いのカレー屋専門店に入ろうと思いました。店前に客が並んでいても、ほったらかしの接客でイマイチでした。並ぶのを諦め、裏通りを歩くと天ぷらって言う文字に惹かれました。しかしそのお店に人の気配を感じなかったので『大丈夫か?』って思いつつ思い切ってお店に入りました。お店は『こまつ』って言います。








お店の入り口は暗いんですが、中に入るとお座敷メインで結構広い。注文を天ぷら定食と天ぷら丼にしました。味はGood! そして廉価なところが気に入りました。私っていつも同じルーティンでランチを済ませる習性がありますが、もっと早い時からこのお店を知っていたら、そしてカツ丼に執ししていたことにちょっと後悔の念がありました(笑)

 

ランチの後は、先日12日にリニューアルオープンした東洋陶磁美術館へ向かいました。




流行りのガラス張りで施工された新しいエントランス! 藤田美術館の二番煎じですが、東洋陶磁美術館の方がオシャレかも?

 

施工費が7億7千万円もかかったとネットに書かれていましたが、いつものパターンだとハコモノだけ立派で展示内容は昔のまま?って思ってあまり期待していなかったのです。しかし意外や意外、閉館する前のコレクションに加えて、これまで見たことのないアイテムも見ることが出来ました。アイテムによっては昔からあったコレクションと最近のコレクションの対比的展示もあり、中々、面白かったです。





東洋陶磁美術館と言えば、油滴天目です。新しい展示ケースに入ってのお披露目です。嘗ての油滴天目と異なり、油滴の輝きが増し、宇宙感が更に広がった印象を受けました。

 

以下は、これまで展示されていなかったのでは?と思われるものと、今まであったものとの対比的な展示をアップしてみます。


































拝観料が1,600円と以前のようなちょっと気楽に行ける美術館ではなくなりましたが、これからの活動に期待したいと思います。