古来、室町、安土桃山の時代より堺から始まった茶の世界。 その中でルソン経由で伝わった東南アジアの古陶磁器は、侘び寂びの日本固有の美的感覚で持ってその古美術の開花を成し遂げました。中国、安南は茶碗が専らですが、タイの古陶磁器は、茶入れ、水差し、茶碗、菓子皿とかなり幅広い使われ方をしました。

 

大名、豪商しか使えなかったタイの古陶磁器は500年を時を経て、先日、護国寺で手にしたモン陶の中皿を菓子皿にして見ました。この中皿は13世紀のモン陶だから更に300年前で、併せて800年前のものが日本に伝わったことになります。和物の骨董ではこのような贅沢な日用使いは出来ないでしょうね。






今回は東京土産の重盛の人形焼、仙太郎のおはぎを菓子皿に乗せて見ました。さすがこのコラボレーションを500年前の古人は良く見抜いたもんです。また、自分自身がこのコラボレーションを楽しめる日本人であることに感謝です。


因みにこちらは



くらわんか皿とのコラボレーションです。


本音は花より団子で、和菓子って美味しいなぁ〜〜〜