朝6時40分にバスタ新宿に到着し、その足で東京メトロ副都市線の新宿三丁目駅の事務所に行って、72時間券と交換! 渋谷で朝食をしようと思っていたのですが都内は雪が降っていたので、こう言う時は先に目的地行くに限ります。さもないと、交通麻痺で電車に閉じ込められるかも知れません。




東急の上野毛で下車。開館まで2時間ぐらいあったので朝食を食べさせてくれる店を探したのですが全く無く、ローソンのイートインでお世話になりました。このイートインが無かったら、凍え死んでました(笑)


五島美術館に到着し中庭を見ると、まだ積雪が残っていました。





五島美術館のお目当ては、唐三彩と青磁。フライヤーにもある緑青の唐三彩は無茶苦茶のレアです。これは一見の価値あり! 龍泉窯の青磁もオーソドックスに代表的な逸品の展示でした。染付は明が主体で元染めが無かったのが残念。展示としては、一品一品でもって中国古陶磁の歴史を全て物語っていました。

絵葉書を買おうと思ったのですが、写真と実物との色の差があり敬遠。1,000円ぐらいの薄い図録に写真が出ていたので購入しました。


五島美術館って高級住宅地にあって五島さんって言う表札が三軒ありました。きっと一族のエリアなんでしょうね?! 拝観を終えて、中庭を散策。



中庭へ



京都の高麗美術館にも、この塔があります。




赤門








庭園内は石仏が沢山、着座されていました。最後の写真にもあるように、ミャンマーのマンダレー様式の石仏がありました。韓国から日本、ミャンマーと様々にコレクションされたのでしょうね!?


庭園から二子玉川の駅へ向かい、次は根津美術館に向かいました。





五島も根津も写真撮影不可ですので見所を説明するのが難しいですが、大阪の東洋陶磁美術館に比べると全体的に根津はクオリティが低くく感じます。ただ、韓国古陶磁器から唐津を語るアイデアは、歴史を辿りながらそれぞれの時代に受け継がれた技風を顕にすることで、面白く勉強出来ました。


奥高麗(唐津)はどれ見ても同じに見える自分のセンスに南無!


根津美術館の受付で松岡美術館に行く時の青山陸橋下のバス停の場所を尋ねたんです。『地図があるので待って下さい』って言うで知ってはるんやと思い受付のレディースが地図を探すのを待っていると、レディースが地図を持って来て『何処か分からないから探します』って言うです。知らんのならググれば良いことで、知らないんなら知らんって言うて欲しい!時間の無駄です。



久しぶりに都営バスに乗りましたが定時に来ないのは相変わらずです。因みに、大阪の南海バスも常に遅れ気味です。無理なタイムスケジュールは、ユーザーに迷惑をかけます。


さて、かなり前から松岡美術館のホームページの展示スケジュールに『アジアのやきもの』と書かれたもののここ最近まで、アップデートされませんでした。直接、館にメールで詳細を尋ねると中国古陶磁器、ベトナム青花などを予定していると、めちゃくちゃ親切な言い回しでメールの返信がありました。それなら『行こう』となったのがきっかけです。







元染です。絵柄が生きている感じで呉須の濃淡も確りしていて、その印影が逸品の成せる技なんでしょう。皿の底の写真が撮れたのが大収穫です!






15世紀の黎朝の見事な安南染付です。素晴らしいコレクションの一言に尽きます。




右が李朝の龍の染付、左が安南の龍の染付です。こう言うことをする松岡美術館は粋です。其々の詳細は次の通り。





そして赤絵です。








東京国立博物館のコレクションより数段上のクオリティです。後絵の痕跡が見られません。


これぞ、安南の元染めです。



他に、日本、中国、韓国の古陶磁器が展示されていました。どれも素晴らしい! 気に入ったものを少しだけアップしましょう。













東京の移動は大変! 交通網は便利ですが、あまりに広過ぎます。美術館巡りは1日3ヶ所が精一杯です。今回はランチ抜きのハードなスタートとなりました。拝観後は、ヘロヘロで東横インの人形町明治座へ向かいました。