ブログを振り返ると2011年5月の「アジアの骨董1」でこの博物館を紹介していたので、約12年ぶりの訪問となりました。

東南アジアの古陶磁の勉強をするには、この博物館は欠かせません。

特に北タイ、ミャンマーの古陶磁器のコレクションは網羅されており、とても良い勉強になります。

 

 

場所は、バンコクからアユタヤへ行く途中にあり、最近は公共交通機関がバンコク市内からかなり延伸したのでかなり行きやすくなったものの、やはりこの博物館へはタクシーをチャーターして行く方が便利です。

 

 

 

 

 

12年前にも感動して書いてたようですが、ビルマと言えば白釉緑彩と言いたいところですが、今回の訪問でもビルマの赤釉の皿が一番気になります。本当に珍しいんですよ!

 

 

 

 

 

次にワンヌアの青磁皿、

 

 

パーンの魚文青磁皿、


これらの青磁は北タイの打表的な青磁皿です。

 

 

 

シーサッチャナラーイの鉄絵の貝文碗は、陶片なら沢山ありますが、形になったものってこの博物館以外では見たことがありません。

これは明の染付碗のコピーだと言われています。

 

 

コピーって言うても、何百年も前の話で、中国からタイへ文化が移行するしてきたことを示す証拠にもなります。

 

 

 

青磁の像は、沢山の図録に飾られています。

 

 

 

この人形が本物か否かよく議論されたそうですが、現在の評価では本物とされています。

 





 

最後にスコータイの魚文皿は最高です。

 

博物館の見学を終え、昔のように学食でご飯を食べようと思ったのですが、期待した学食は失くなっていて、その代わりに小洒落たレストランが沢山出来ていました。これを見ると日本の大学の貧しさが如実に解ります。これと言って惹かれるものもなく、ドーナツを食べながら、タクシーの運ちゃんが帰って来るのを待ちました。しかし、大学は晴れていたのですが、大学の手前で大雨だったそうで、1時間遅れでバンコク大学を後にしました。