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やはりこのオバサンが持って来た品物の中でこれが一番気になっていた。って言うのは、法螺貝の絵柄

だったからです。明って言う国は、14~15世紀に掛けて、度重なる海禁策(日本の鎖国みたいな

もの)を取っていて、海外への出入りが出来なかった時があります。その時、陶磁器の輸出入も制限

されていました。その御蔭で、ベトナムの安南、タイのスンコロクがそれに代わって台頭して行ったと

言われています。この碗を見た時、スンコロクの貝の絵の陶片を思い出したのです。「陶工たちが明の

碗を見ながら、図案を真似ていた」と言う話を思い出し、「この碗もそうなのか?」って思うと

無性にこの碗が欲しくなったのです。 でも、オバサンに気取られないよう、そこは冷静に碗をチャック

しました。 


とりあえず、3点でファイナル・アンサーしてもらって、僕の値段と少し開きがあったが、何とか

ねじ伏せました。 でもね、「交通費に100バーツくれ」って言うんで、次回も良いモノを

持って来て貰いたいので、100バーツ、あげちゃいました! 


清算も終わった時、オバサンが「もっとエエもん持ってる奴がおるねん」って言うんです。「もっと、

早く言わんか~」って思ったモノの、「もうお金無いから、買われへんけど、それでもエエんやったら

見せて貰ってもエエかなァ~?」って言うと、「かまへんよ」って言いつつ、何処へともなく、出て

行っちゃいました。


サイズ、  口径15.1cm  高さ6.8cm  高台径6.2cm