今回は友人の計らいで、美濃の古陶磁を教えていただくべく先述の名古屋で骨董三昧の後、翌朝、名古屋から多治見へ向かいました。




JRの多治見駅へ到着したら、友人が迎えに来てくれました。今回は、多治見から土岐市、可児市を経て岐阜へ向かう行程です。


最初に訪れたのは、多治見市美濃焼ミュージアムです。ここからが私の和物のスタートです。 









館に入ると見事な瀬戸黒、黄瀬戸、志野、織部の古陶磁が沢山、展示されていました。















陶片コーナーでは、「陶片ってこんなに綺麗なもんなんや」って言うくらい色鮮やかで釉薬の光沢で更に映えていました。

 

織部の緑を見ると、安南の緑を思い出されました。時代も合うことから、何らかの関係があったのでしょうか? そう考えると益々、面白くなってきます。

 

図録を買って、次は土岐市の元屋敷陶器窯跡へ向かいました。














こちらでは、美濃地域は桃山時代、日本最大のやきもの産地で、当時の最高技術で、大量生産を意識した「大窯」・「連房式登窯」と呼ばれる地上式の窯で作陶された陶器を全国へ出荷されたそうです。






小さな展示館があったので覗いて見ました。こちらでも志野、織部の見事な陶片が見れました。



次は、土岐市美濃陶磁歴史館です。














こちらも志野、織部の優品が並べられていました。




こちらでは、中国の磁州窯の碗がありました。2色ながら、存在感のある碗でした。

 

展示館を3件、周りましたが、これまで見て来た志野、織部と比べ、本物が如何なるものかが本当に良く解りました。何ごとも、博物館、美術館への行脚が肝要です。

 

写真を撮りまくって、良いものを沢山見たのでお腹がペコペコとなり、ガッツリ系の中華料理屋へ行きました。






ランチの後は、いよいよ窯跡見学です。