こんにちは😃
本当に朝晩が過ごしやすくなって参りました☀️
秋も近いですね。
今回は茨城に残る、物部氏の祖、ニギハヤヒを祀る神社を訪ねました。
「千と千尋の神隠し」の「ハク」をご存じの方は多いと思います。
多少ネタバレを含みます。(見てない方はご注意下さい)
ラストの盛り上がりの所で、魔女に名前を奪われコントロールされていたハクが、あるきっかけで自分の名前を取り戻します。
「私の本当の名は、ニギハヤミコハクヌシだ」と
その時、聞いたことあるような、無いような神様の名前だなーって思っていました。
なんとジブリの公式Twitterで名前の由来が載っていました。
(以下引用)
設定上はカタカナ表記ですが、「ニギハヤミ」という名前は、飛鳥時代に蘇我氏と争って破れた物部氏の祖先といわれる饒速日命(ニギハヤビノミコト)や、川の神で龍の化身でもある速秋津彦(ハヤアキツヒコ)など複数の神を合成したものだそうです。
(引用終わり)
ジブリの公式Twitterによると、
・饒速日命(ニギハヤビノミコト)
・速秋津彦(ハヤアキツヒコ)
などの(他にもいるのかな?)複数の神様のお名前を合成したものだそうです。
天磐船(あまのいわふね)で降臨して、その後大和国(奈良県)辺りに移ったとされています。
神武天皇よりも前に大和国を治める勢力があったであろう事が神話に記載されているのが、とても面白いですね。
そして、飛鳥時代に蘇我氏との権力争いで負けた、あの物部氏です。
前置きが長かったですが、ここから本題です。
私が今回訪ねた神社は、茨城県常陸太田市にある
稲村神社です。
創建は不詳ですが、4世紀頃に久自国造として派遣された物部氏の伊香色雄命が、始祖の饒速日命(ニギハヤヒ)を祀ったのが始まりとされています。
私はこの神社を、とある方のインスタで知ったのですが、その映像から感じる雰囲気に魅了されてしまい、ここ行ってみたいわ!と思いを募らせていました。
そこにrankoさんブログでのニギハヤヒの記述を読んで、行くなら今だな、と勝手に確信し行ってまいりました⭐️
善は急げだ〜‼️
入り口にとても大きなケヤキがあります。常陸太田市みどりの文化財に指定されています。とても立派な綺麗な木でしたよ。
ケヤキの右手奥に駐車場がありました。
入り口の鳥居の奥が神社です。
林に囲まれてやや暗い雰囲気です。なんと、道路にも緑の苔がびっしり!!アスファルトにも苔って生えるのね!
鳥居の先の参道は下って行きます。珍しい形ですね。
下り坂の参道、入り口の鳥居を振り返ります。
ながーい参道を下ります。左手に宮司さんのお宅なのかな?今は空き家の様です。
参道が暗いのかと思ったら、緑のトンネルの様で綺麗でした。
きっと紅葉の時期も綺麗なんだろうな、と思います。
200メートルはあると思われる長い参道でした。
下りきった先の小高い場所に本殿がありました。
本殿へ続く階段、しっとりとした雰囲気です。
門を潜ると本殿です。
緑の林に守られるように本殿がありました。
写真にはありませんが、黄色い2匹のモンキチョウがヒラヒラと現れました。静かな雰囲気の中、可愛いらしいお出迎えでした。
すると、モンキチョウの後に大きなクロアゲハが現れました。
写真中央、狛犬の台座の左側角くらいです。
クロアゲハはボヤけてます。笑
バッサバッサと私たちの周りを飛んで消えて行きました。
粋な計らいに私は歓喜しましたが、虫嫌いの娘たちは大騒ぎでした…
本殿へのお祈りを終わらせると、
曇りだった空が俄に明るくなり
日が差し始めました!(タイミング良すぎますが、話は盛ってません)
そう言えば、ニギハヤヒは太陽神ですね。
お日様の光がとても光栄です。
八幡宮がありました。
かつてこの地を治めていた佐竹氏(清和源氏)ゆかりの神様と思われます。
小さなお社がたくさん。天神七代を祀ってあるとありました。だから2対ずつなのかなぁ。
ヤマトタケルがとう東方遠征の際に、天神7代を祀ったという伝承や、また徳川光圀(水戸黄門様)も天神七代の神々を祀ったそうです。徳川光圀が隠居していた西山荘は稲村神社の近くで、光圀もよく訪れていたそうです。
社殿裏には御岩神社の碑が!!
私、御岩神社大好きなんです。神社参拝のきっかけになった神社の一つかもしれません。
稲村神社は、古くから集落近くの緑の中にひっそりとありました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました😊
それではまた!