コロナワクチン接種後の精神病』にある、

ラトビアの研究者による論文に関する記事です。

 

 

 

 

「系統的レビューにより、

 COVID-19 ワクチン接種者の多くが、

 新たに発症した精神病を経験していることが明らかになった」 2024/05/04

 

 

 

COVID-19 ワクチンを接種した人たちの中で、

後に精神病症状に苦しんでいた人たちが多くいることが判明しており、

ファイザーとアストラゼネカのワクチン接種が

ほとんどの症例に関係していた。

 

 

 

4月12日に『Frontiers in Psychiatry』誌に掲載された

査読済みの体系的レビューでは、

ワクチンを接種した人々の間で、新たに発症した精神病の症例を調査した。

 

 

 

精神病とは、

個人が現実と空想を区別することが困難な場合に発生する症状を指し、

幻覚と妄想が 2つの主要なタイプだ。

 

 

 

このレビューでは、

ワクチン接種後の精神病症状の 24例について記述した

21の論文を調査した。

研究者たちは、

「データは、若年層、mRNA、ウイルスベクターワクチンと、

 ワクチン接種後 7日以内に新たに発症する精神病との間に

 潜在的な関連性があることを示唆している」

と結論付けている。

 

 

 

24例のうち 13例が女性だった。

参加者の年齢中央値は 36歳だった。

22人の患者(91.2%)には、

身体疾患や基礎疾患の特別な病歴はなかった。

 

 

 

症例の 33.3%で、ファイザー mRNA ワクチンの投与が、

「有害な精神医学的事象を誘発した可能性がある」と研究は述べた。

ウイルスベクターのアストラゼネカワクチンは、

症例の 25%で精神病症状と関連していた。

 

 

 

「調査対象のほぼすべての症例(95.8%)は、

 幻覚(視覚、聴覚、嗅覚、触覚)や

 妄想(ほとんどが被害妄想や参照妄想)などの

 精神病症状を示していた。」

 

 

 

最も一般的な幻覚は聴覚(幻聴)であり、症例の 54.2%が経験し、

視覚的幻覚は患者の 12.5%が経験した。

 

 

 

「運動活動の増減や奇妙な行動などの運動障害が、

 症例の 83.3%で言及された。

 3件(12.5%)のケースで、自殺未遂があったと報告された。」

 

 

 

患者たちは、抗精神病薬やステロイドなど、

さまざまな方法で治療を受けたが、

完全に回復したのは 24人中 12人だけだった

残りは「感情表現の減少、感情の低下、

精神病症状の残留などの残存症状」に苦しんでいた。

 

 

 

あるケースでは、

患者は新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たと報告した。

 

 

 

「これまでの研究では、

 併存疾患や新型コロナウイルス感染症の既往歴がある人は、

 ワクチン接種後の有害事象が

 統計的に有意に増加することが示されている

と研究は指摘している。

 

 

 

研究者たちは、

ワクチン接種後の炎症状態が、

精神病の背景にあるのではないか と推測している。

 

 

 

この研究では、最も一般的な血液異常として、

C反応性蛋白

(体内で炎症反応や組織の破壊が起きているときに

 血中に現れるタンパク質)レベルの上昇と、

軽度から中等度の白血球増加症(白血球数の増加)が見出された。

どちらの状態も、炎症と関連している。

 

 

 

この研究で示唆されたもう 1つの仮説は、

ワクチン接種後の精神病は、

免疫系が誤って脳ニューロンを標的にして炎症を引き起こす

自己免疫性抗 NMDA 脳炎(自己免疫介在性脳炎)の症状を

示唆する可能性がある というものだった。

 

 

 

研究者たちは、

インフルエンザ、百日咳、黄熱病、発疹チフスなどの感染症に対する

ワクチン接種後に、

抗 NMDA 脳炎の事例が繰り返し報告されていると指摘した。

 

 

 

「ワクチン接種後の精神病と自己免疫性抗 NMDA 脳炎との

 潜在的な関連性を考慮すると、

 COVID-19 ワクチン接種後に精神症状を呈する個人に対して

 免疫学的スクリーニングを検討することが望ましい。」

 

 

 

この研究で示唆されている 3番目の考えられる理由は、

COVID-19 ワクチンの安全性に関する

さまざまな憶測や不確実性が人々に「重大なストレス」を与え、

最終的には精神反応の発症を引き起こす可能性があるというものだ。

 

 

 

著者たちは、ラトビアのリガ・ストラディン大学から、

論文処理費用の資金提供を受けて、査読に対する財政的支援を受けた。

 

 

 

(以下略)

 

 

---------------------------------------------------------------------------------------

 

 

精神病というと、

不安定な状態になったり、幻覚・幻聴を経験しているのだろうかはてなマーク

といった漠然としたイメージが浮かぶかもしれないので、

子どもたちに現れた症状の実例を3つほど挙げておきます。

 

 

 

13 歳の女の子 (米インディアナ州)

 

患者は、健康な 13歳の少女で、

ファイザーの 2回目の投与から 11日後に、

頭痛、失神、精神状態の変化、幻覚を訴えるようになった。

口腔顔面ジスキネジア(口と顔が自分の意志と関係なく動く)

および舞踏病様の動き(制御不能な動き)を発症した。

 

彼女は、家族を認識できなくなり、自律神経不安定で挿管された。

その後、自己免疫性脳炎と診断された。

この障害は恒久的と判断された。

 

 

 

13歳の男の子 (米ネブラスカ州)

 

ファイザーの初回投与の翌日、

少年は頭痛、極度の疲労、「現実との断絶」を発症した。

彼はコミュニケーションを拒否し、

パラノイアを発症し、セルフネグレクトを起こし始め、

自分のことを気遣ったり、通常の衛生状態を保ったりしなくなった。

 

数日以内に、視覚的および触覚的な幻覚、感情の抹消が生じた。

そして、自分自身の身体を切り始めた。

 

 

 

8 歳の女の子 (バージニア州)

 

初回のファイザー投与から 40日後、少女は精神的に変化した。

発作があるように見えるが、発作ではない。

彼女は これらのエピソードの間、反応することができず、

「そこにないもの」を見たり聞いたりし始めた。

何度も何度も起こり、これまで、5回の緊急治療室への訪問がある。

 

1か月後、彼女はまだ記憶喪失、退行、せん妄を抱えていた。

年齢も生年も季節もわからなくなり、

数を 1から 10まで数えることもできなくなった。

 

1回目のファイザー投与前は神経学的な問題はなく、

明るく幸せなストレートAの成績の児童だった。

彼女は記憶を失っており、知能後退を起こしている。

改善する兆しはない。

 

 

 

もちろん、ここまで酷い例ばかりではないと思いますが、

複数の国で精神疾患が増えているようです。

 

 

 

メンタルヘルスに関する いくつかの報道

 

オランダの若者のメンタルヘルスの状況が悪化。うつは2017年から2倍以上に
 BDW 2023年11月10日

 

米国で「精神科の集中治療室に入院する子ども」の数が2022年には2020年の3倍に
 BDW 2024年4月11日

 

スイスで若年女性の「精神疾患」が急増。10~24歳の入院理由の1位が初めて精神疾患に
 BDW 2022年12月13日

 

スウェーデンでは「国民の約4割が精神疾患」ということを示す新たなデータ
 地球の記録 2023年6月13日

 

 

 

以下は、パンデミック前と2021年との成人のうつ病患者の比率の推移です。

 

 

statista

 

中には、経済やドラッグ、人間関係などによる影響も

含まれるかとは思いますが、その度合いは わかりません。

それにしても、メキシコの変動は すごいですね。

 

 

 

スイスでうつ病と精神疾患の極端な増加