最近、コロナ騒ぎで発熱する人が多く、

解熱鎮痛剤「カロナール」についての情報が飛び交っています。

今はもっぱら品不足に焦る声が聞かれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無いとなれば

必死に確保しようとする人が後を絶たない中、

気になる論文が出てきました。

 

 

 

 

「パラセタモール(アセトアミノフェン)の

 小児使用の安全性:

 直接的および間接的証拠のナラティブレビュー」(論文)

 

 

 

 

赤ちゃんと子どものアセトアミノフェンの使用は、

 自閉症のリスクを高めることを新しい研究が示した」(記事)

 

 

 

アセトアミノフェンと自閉症に関する

今回のレビューを実施した研究チームを率いた

WP Lab社の

ウィリアム・パーカー博士 (Dr. William Parker)は、

アセトアミノフェンによる治療法が

自閉症の流行に寄与している可能性があるという

17のエビデンスを示し、

アセトアミノフェンを小児に対して

決して使用するべきではないと語っています。

 

 

 

といっても、アセトアミノフェンが、

単独で自閉症スペクトラム障害を引き起こすわけではなく、

問題は酸化ストレスの存在下で起こるといいます。

 

 

 

アセトアミノフェンの一部は、

体内で非常に毒性の高い代謝物である

N-アセチル-p-ベンゾキノンイミン(NAPQI))に

変換されます。

通常、NAPQI は、グルタチオンによって

急速に中和 (無害化) されますが、

ほとんどの健康な子どもは

グルタチオンを多く持つため、

NAPQI によって害を受けることはありません。

 

 

 

しかし、酸化ストレスの条件下では、

グルタチオンが枯渇するため、

体は NAPQI を適切に除去できません。

NAPQI を除去せずに放置すると、

さまざまなタンパク質と反応し、

タンパク質と関連細胞に

永久的な損傷を与えてしまいます。

 

 

 

多くの赤ちゃんや子どもは、

感染、抗生物質による治療、ワクチン接種

心理的ストレス、重金属、ビタミンB代謝の問題、

EMF(低周波の電磁界)への曝露、

タバコの煙や空気への曝露、

汚染および有機リン酸塩への暴露など、

さまざまな環境的および遺伝的要因によって、

過剰な酸化ストレスに曝されています。

 

 

 

子どもがアセトアミノフェンによって

どの程度損傷を受ける可能性があるかは、

アセトアミノフェンを服用したときに存在する

酸化ストレスの量と、

子どもに投与される薬物の量に

部分的に依存するそうです。

 

 

 

ワクチン接種後に子どもが発熱した場合、

それは子どもに酸化ストレスがあるということ。

パーカー博士によれば、

酸化ストレスに苦しんでいる子どもに

アセトアミノフェンを与えると、

その子どもが

自閉症スペクトラム障害を発症するリスクが高まる

といいます。

 

 

 

また、◆炎症を止めると、痛みが慢性化する で、

「炎症を解熱鎮痛剤で止めると、痛みが慢性化する」

という話もしましたね。

妊婦さんが飲むと、子どもが その後、

ADHD(注意欠如・多動症)になる率が

有意に高くなるという話も。

 

 

 

では、イブプロフェンはどうかというと…。

急性の心停止のリスクがかなり上がる

男性の不妊が起きる可能性がある

 

 

 

 

アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェンについて、

妊婦が服用した場合の影響を調べたところ、

どれも男の赤ちゃんの睾丸に影響を及ぼした

イブプロフェンでは、睾丸機能不全の兆候が確認された

 

 

 

結局、解熱鎮痛剤の服用は良くないんですね。

 

 

 

38.5℃以上の発熱が、

Tリンパ球における「熱ショックタンパク質 90」の発現を

増加させることにより、

リンパ球の血管への接着を促進させ、

そこではじめて病気が治癒に向かう。

つまり、38.5℃を超えないと、

発熱に対抗する免疫システムが作動しない。

「熱は、治療のために必要があって出ている」

ということです。

治すために出ている熱を、無理に下げる必要はないですね。

 

 

 

関連記事:

健康と病気 1

健康と病気 2