『うつ病の原因物質』で、
「ヒトヘルペスウイルス(HHV)6」が
うつ病の原因になることを話しました。
そして、こちらの記事では、
日本人がほぼ100%持っている
「エプスタイン・バール・ウイルス(EBウイルス)」が、
長期のコロナの後遺症の原因かもしれないと。
で、このEBウイルスというのが、
なんと学名「ヒトヘルペスウイルス 4」。
同じヒトヘルペスウイルスなんですね。
日本人だったら、さもありなん
少し話を戻しますが、
ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)は共生ウイルスのひとつ、
口唇ヘルペスなどで知られるヘルペスウイルスの一種で、
再活性化したときだけ、目に見える形になります。
わかりやすいのが水痘・帯状疱疹ウイルスです。
このウイルスは、初感染の時には水痘(水ぼうそう)を起こし、
その後、一生涯ヒトの身体に潜伏し、
潜伏感染中のヒトが年をとってくると、
再活性化して帯状疱疹を起こしてウイルスを放出し、
他のヒトに乗り移るそうです。
で、副反応でも帯状疱疹みたいなものが、よくあるじゃないですか。
別物かもしれないですけど、
スパイクタンパク質が、
休眠していたヘルペスウイルスを再活性化したのかもしれませんね。
そのHHV-6は脳(正確には嗅球)に潜伏感染するとされていますが、
感染したばかりの頃は、血液中の「免疫細胞」の中にあるといいます。
でも、何かのきっかけで嗅球に感染してしまうと、
SITH-1遺伝子(うつ病の原因物質となる遺伝子)を発現させ、
人をうつ病にしてしまうと。
そのきっかけというのが、
極度な疲労が蓄積したり、強烈なストレスを受けたりして、
HHV-6が「生存の危機だ」と感じたとき。
やっぱり、スパイクタンパク質が、
HHV-6を叩き起こすのかもしれませんね。