昨日、塩野義製薬と中国平安保険の合弁会社

「平安塩野義」が立ち上がりました。

平安と塩野義製薬は、

医薬品、臨床検査、研究開発を共に行い、

ワクチン含め、塩野義製薬の新薬を

中国で開発販売します。

平安は中国政府そのもので、主要株主は香港政府。

 


 

 

塩野義製薬と平安グループとの

合弁会社設立および合弁会社の事業計画。

塩野義製薬と平安保険が一体となり、

どのようなことをしたいのか記載されています。

新薬開発と医療品販売のプラットホームは、

構築済みとのこと。

 

 

平安保険、

会長兼最高経営責任者の馬明哲氏は、

温家宝家との癒着

NYT(ニューヨーク・タイムズ)でも報道され、

有名です。

NYTの報道によると、

馬明哲氏は平安保険の金融分離改革、

民営化、IPO(新規上場株式)の過程で、

温家宝元首相の家族や

戴相龍元人民銀行総裁の家族(娘婿の車鋒)に、

莫大な金銭的利益を与えていました。

 

平安保険の馬明哲会長のスタンスが、よく分かる事例。

馬氏は中国共産党創立100周年記念大会での

習近平の演説を絶賛し、

「習近平の精神を実現するために

実践的な行動を取る」と発表しています。

彼は、中国人民政治協商会議の

10回および第11

全国委員会のメンバーでもありました。

 

平安保険の筆頭株主の1つは実質 香港政府です。

香港中央結算有限公司が平安保険の筆頭株主で、

35.68%を占めており、

この企業は香港取引所の完全子会社、

そして香港政府が香港証券取引所の単独筆頭株主。

また別の大株主が

深圳市投控股有限公司(深圳地方政府国営)です。

 

塩野義製薬は、国産ワクチンを年6000万人分供給可能で、

年内には量産体制整うとしています。

国産コロナワクチンを作っている塩野義製薬が、

中国政府そのものの平安と合弁会社を作り、

コロナワクチンを含め

共同開発を行うとのことですから…、気になりますね。

 

関連記事:パンデミックの舞台裏 3

シオノギは、国際製薬団体連合会の幹部。