で、なんでADEを起こし得る方を選ぶんだ
って話をしましたよね。
で、それどころかって話なんですが、
臨床試験で使われたワクチンと
現在使われているワクチンは違うというんです。
◆現在使われているワクチンは、
プラスミドDNAから作製した直鎖鋳型DNAを用いて…
※プラスミドというのは、
通常の生命活動に必要な遺伝子は持っておらず、
独立した遺伝子複製機構を持つもののようです。
◆臨床試験で使われたワクチンは、
■■により作製した鋳型DNAを用いて…
精製過程が違うんですね。
なぜ、同じものを使わないんでしょうか
理化学研究所の2013年5月の発表論文から。
「大腸菌が通常持っているタンパク質合成過程において、
タンパク質合成終了の目印となる終止コドンを除いた
環状のメッセンジャーRNA(mRNA)を鋳型に用いて、
エンドレスに
タンパク質合成反応を起こすことに成功しました。
通常の直鎖状RNAを鋳型とする
タンパク質合成反応に比べ、
反応の効率は200倍に増大しました。」
(理化学研究所 2013/05/22)
「タンパク質合成の終了のコドンを除いた」のですから、
タンパク質合成が永遠に終わらない。
一度打てば、
(mRNAが分解されない限り)
永遠にスパイクタンパク質を作り続けることができる。
しかも、200倍産生を増やすと。
あ、「コドン」というのはmRNAの塩基配列のことで、
ワクチンを作る際に、こんな風に改変されているんです。
ワクチンmRNAの改変の一部分
マサチューセッツ工科大学の
ステファニー・セネフ博士は、論文で こう言っています。
「RNAコードのもう1つの興味深い変更は、
開発者がアデニンとウラシル(AとU)を犠牲にして、
シトシンとグアニン(CとG)の配列を強化したことだ。
GC(グアニンとシトシン)含量が豊富なmRNA配列は、
GC含量が貧弱な配列よりも
最大100倍効率的に
発現(タンパク質に翻訳)されることが
実験的に実証されている。」
(ijvtpr.com)
つまり、mRNAのスパイクタンパク質の
産生能力と強度が上げられているということ。
それから、mRNAだったら塩基は
AとUとGとCで表されていないと おかしいのですが、
Uがない代わりにΨ(プサイ)みたいな文字が。
WHO International Nonproprietary Names Programme
ファイザーのワクチンは、
販売名がコミナティ筋注、
一般名はコロナウイルス修飾ウリジン
RNAワクチン(SARS- CoV-2)といいます。
天然のmRNAのウリジンが、
「シュードウリジン三リン酸」というものに
置き換えられているから、
「修飾ウリジンRNAワクチン」というんですね。
※m1Ψ=1-メチルシュードウリジン三リン酸
2020年2月の京都大学iPS細胞研究所の
ニュースリリースによると
天然のウリジン(U)を、
N1-メチルシュードウリジン(Ψ)というものに
置き換えた人工mRNAは、
免疫システムの応答を回避できたり、
狙った細胞に目的のタンパク質を発現できるようです。
人工RNAなのに、
まるで人の天然のRNAのにように
免疫システムに思わせることができるんですね。