大阪大学の論文のプレスリリースにもあるように、

「感染増強抗体の認識部位は、

現行のワクチン抗原にも含まれている」とのこと。

つまり、現在使われているワクチンは、

ADEを起こす可能性があるんですね。

 

新型コロナウイルス(のスパイクタンパク質)の部位は、

RBD(受容体の結合部位)

NTD(受容体の結合部位)

からなっています。

 

RBD:中和抗体(感染を防ぐ抗体)を誘導する部位

NTD:感染増強抗体(感染状態を悪くする抗体)を誘導する部位

 

 

amed.go.jp

 

このNTDが、抗体依存性増強と関係するわけです。

RBDだけを認識するのなら、

抗体依存性増強が起きにくいかもしれないのですが。

 

amed.go.jp

 

さて、現在 日本で接種されている

ファイザー社ワクチンの正式名称の型番は、

BNT162b2です。(末尾が2

国立感染症研究所の 510日時点の

新型コロナワクチンBNT162b2Pfizer/BioNTech)を接種後のCOVID-19報告率に関する検討」というページの

冒頭でわかります。

 

厚生労働省の

コミナティ筋注 ファイザー株式会社 特例承認に係る報告書22ページには、こう書いてあります。

コミナティ筋注 ファイザー株式会社 特例承認に係る報告書 22ページ

「なお、本剤

SARS-CoV-2Sタンパク質の

全長体をコードするmRNAであり、

BNT162b1SARS-CoV-2Sタンパク質の

RBDをコードするmRNAである。」

 

本剤というのは、現在使われている「末尾2」。

これは全長体をコードするmRNA

一方、BNT162b1は、

SARS-CoV-2Sタンパク質の

RBDをコードするmRNAとありますね。

後者は「末尾1」です。

 

ワクチンが2種類あったわけです。

「末尾2」は全長体をコードするのですから、

RBDNTDも含まれている」ことになります。

前述したように、NTDは、

ADEを引き起こす可能性のある部位でした。

 

「末尾1の方なら、

RBDをコードする」のですから、NTDはコードしない。

つまり、ADEが引き起こされないかもしれないんです。

 

なんでわざわざ、

ADEを引き起こしうる方を採用するんでしょうか…。

 

そしてさらに、ドイツでは末尾の違う

BNT162a1

BNT162c2

が存在します。

 

それはさておき、ワクチンは、

1. RBDNTDのどちらもコードするワクチン

2. RBDのみをコードするワクチン

3. NTDのみをコードするワクチン

という3つの種類のワクチンを作ることが可能なわけです。

 

とすると、それぞれの特徴は、こんな感じ。

1.感染抑制の効果が期待できるが、

 後に、抗体依存性増強が引き起こされる可能性がある

2.感染抑制の効果が期待でき、

 抗体依存性増強を引き起こす可能性が低い

3.感染抑制効果はなく、

 抗体依存性増強に特化したワクチン

 

3は最悪…。

実際使われているのは、1ですね。

 

それから補足なのですが、

ファイザーのワクチンは、不純物がかなり多いそうです。

 

2.1.5.2 目的物質関連物質/目的物質由来不純物
目的物質由来不純物は、
二本鎖RNAとされ、

原薬の規格及び試験方法により適切に管理されている。

 

2.1.5.3 製造工程由来不純物
製造工程由来不純物は、
鋳型 DNA

工程由来不純物A 、工程由来不純物B

工程由来不純物C

ATPCTPGTPm1ΨTP

工程由来不純物D 、工程由来不純物E

酢酸マグネシウム、塩化カルシウム、

硫酸アンモニウム、Triton X-100、トリス塩酸緩衝液、

グリセロール、塩化ナトリウム、塩化カリウム、

工程由来不純物F、工程由来不純物G

及び及び 工程由来不純物H とされた。

 

残存鋳型 DNA は、

原薬の規格及び試験方法により適切に管理されている。 

工程由来不純物A及び 工程由来不純物Bは、

製造工程において十分に除去されることが

確認されている。

 

また、ATPCTPGTPm1ΨTP

工程由来不純物C 、工程由来不純物D

工程由来不純物E 、酢酸マグネシウム、

塩化カルシウム、硫酸アンモニウム、Triton X-100

トリス塩酸緩衝液、グリセロール、塩化ナトリウム、

塩化カリウム、 不純物F、工程由来不純物G、 

及び 工程由来不純物H は、

精製工程で不純物を除去できないと仮定しても、

本剤の接種量に対して

安全性に問題がない量であることが確認されている。 

特例承認書類 5ページ

 

↑「審議結果報告書」

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000739089.pdf

 

この中にTriton X-100というのがありますが、

これは野生生物に作用する可能性のある

ホルモン様(エストロゲン模倣)活性を持っており、

実際に生態毒性があることが判明しているそうです。

Wikipedia

 

 

当初から、多数のワクチンが存在した