退院時のタクシー運転手の言葉 | 夢みるバク

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日々、安らかに眠る為に・・如何に生きれば良いか、
恥ずかしながら、この歳になりて漸く気付きました。

Ik respecteer je alleen omdat je die pijn kunt verdragen.

胆石発作の痛みは、腹部と背中に同時に現れ、じっと座っていることも出来ず、
動くことも出来ない程の疝痛となります。

油分が多い食事の後や、強いストレスを感じた一時間後位に起こる場合も多いです。

私の場合、食事の量が少ないので、ほぼストレスが原因かと思われます。

退院時に呼んだタクシーの運転手さんも、偶々胆嚢切除経験者で、
30代の頃、お客を乗車させていた時に発作が起き、急いで何処かで休もうと場所を探す中、
お客を乗せていることに気付いたと笑ってお話されていました。

私が、車を運転しながら病院に向かったと言う話をすると、
「それだけでも、私は貴方を尊敬しちゃうよ」と言っていました。


以前にも書きましたが、私の場合出来た胆石が余りに大きく、それが幸いしたのです。

つまり、胆石が小さいと胆管に入り込んでしまい、時にはのたうち回る激痛となります。

その点、私の胆石は大きく、胆嚢から出ることも出来ず、胆汁の出口を塞いだだけ、
その分、重く辛い痛みともなりますが、転げまわる程の痛みでは無かったのが幸いでした。

多くの場合、痛みは胆石が移動することで変化します。

また、痛みは1時間から3時間で収まることも多く「発作」と呼ばれるのはその為です。

私の場合、10代の頃からの所謂「辛い体験」も多く、
麻酔無しでの眼球の手術の際、痛みで気絶したことや、心臓が止まったと信じ、
近所の医院のガラス戸を叩いた経験や、胃癌の手術後の息が出来なかった体験など、
「あの時のことを思えば」という体験が、結構多くあり、
大抵のことに、我慢への免疫が出来たのかも知れません。