敏感肌になったら、
これまでのスキンケアはいったん、
ストップしない 代わりに、
敏感肌のためのスキンケアに
チェンジしましょう。
「もったいないから」と
これまでの化粧品を使い続けていたら、
肌状態がどんどん悪化してしまいます。
肌の現在の状況に合わせたケアを行うようにしましょう。
敏感肌を改善するには、
角層への効果的なケアが重要です。
敏感肌は、
肌にある角層の状態が大きくかかわっています。
角層とは、皮脂と汗が混じり合った、
天然の保湿クリームである、皮脂膜におおわれています。
皮脂膜におおわれることで、
肌の水分を保ち、
肌の内部に異物が侵入するのを防いでいるのです。
肌が受けた刺激を跳ね返す、バリアの機能を果たしています。
角層がきちんとバリア機能をはたらかせるには、
その内部にたっぷりの水分がなくてはいけません。
角層細胞を丈夫に保つためには、水分が必要です
そのために重要なはたらきをするのが
「皮脂」「NMF:natural moisturizing factor(天然保湿因子)」
「細胞間脂質」です。
これらの物質を保護する成分を肌に補給することで、
壊れたバリア機能を回復し、
敏感肌を改善しやすくなります。
★皮脂保護成分のはたらき
外部刺激から肌を保護し、
体内から水分が蒸発するのを防ぎます。
スクワラン、ワセリンなどを塗布すると保護に役立ちます。
★NMFのはたらき
角層の中の水分を保持します。
アミノ酸、尿素などを塗布すると保護に役立ちます。
★細胞間脂質のはたらき
ブロックをつなぐセメントのように、
角層の間を補強します。
セラミドなどを塗布すると保護に役立ちます。
これらの成分は、
市販の化粧品、医薬部外品に含まれています。
お肌の状態、自分に肌に合う、合わないで判断し、
選ぶようにしましょう。
パッケージに配合成分が全て記載されているので、
上に挙げた成分が入っているか
チェックしてから購入します。
必要な成分を補給するのはもちろんのこと、
普段の洗顔、メイクの方法も見直すことも重要です。
せっかく栄養を届けても、
洗顔やメイクで肌におおきな刺激を毎日与えていては、
効果は期待できません。