冬の髪は静電気が発生するほどパサパサに乾燥しますね。
パサパサになった髪は
表面のキューティクルが傷んでいる可能性が高いので、
くせ毛でヘアセットに苦労する場面もあるのではないでしょうか?
髪の痛みやうねりを防ぐためには
お肌とともに髪の乾燥対策にも気を使わなければいけません。
今回は、冬の髪の乾燥対策についてお話しします。
★冬に髪が乾燥しやすい理由
冬に髪が乾燥しやすい理由は、
外気の乾燥した空気と室内のエアコンなどで
乾燥した空気にさらされるからです。
特に、エアコンなどの暖房機器は水分を蒸発させる
働きがあるので、
髪の水分がどんどん空気中に逃げていってしまいます。
また、外と室内の温度の差が激しいので、
髪が傷みやすくなり、
髪の表面を覆っているキューティクルが乱れることで
乾燥しやすくなります。
キューティクルは髪の表面をうろこ状に覆っており、
規則正しく並んでいれば、
うまく髪の水分バランスを保てますが、
剥がれたりなどで乱れていると水分をうまく取り込めずに、
取り込んだとしても蒸発させてしまってバランスを失うのです。
★キューティクルと髪のうねりの関係
キューティクルが乱れた髪は水分を均等に保つのが難しいので、
湿気が多い日は空気中の水分を不規則に吸って
髪をうねらせてしまいます。
キューティクルが所々剥がれていると、
水分を取り込める場所と取り込みにくい場所がバラバラになり、
くねくねとしたくせ毛になってしまうのですね。
トリートメントなどで水分を補給したつもりでも、
キューティクルが剥がれている以上、
なんらかでコーティングしなければ
水分が剥がれている部分から
蒸発してしまいます。
悲しいことに
髪のキューティクルは一度剥がれてしまうと元には戻らないので、
乾燥や痛みには十分に気をつけるべきなのです。
★冬の髪の乾燥を防ぐ方法
冬の髪の乾燥を防ぐためには、
以下の2つの対策方法がおすすめです。
・熱いお湯で髪を洗わない
熱いお湯で髪を洗うと、
髪の表面のキューティクルを傷めてしまいます。
38℃〜41℃程度のぬるま湯で髪を洗うように心がけて、
これ以上、髪を傷めないように気をつけましょう。
・濡れた状態でブラッシングしない
髪を洗っている時やタオルドライした後に、
すぐに髪をブラッシングするとキューティクルの剥がれの
原因になります。
ブラッシングは、洗髪前か洗髪後にドライヤーで
髪を乾かしてからにしましょう。
・タオルドライの後に洗い流さないトリートメントを
洗髪後にタオルドライをしたら、
まず洗い流さないトリートメントを塗ります。
その後、ドライヤーで髪を乾かすと、
ドライヤーの熱による髪の傷みを防げます。
また、洗い流さないトリートメントは、
髪の表面をしっかり覆って髪を保護してくれるので必須です。
冬の髪は思っている以上傷んでいます
乾燥対策には充分気を配りながら
取り組んで見て下さい