今日火曜日は、事務所は定休日です。
今日はゆっくりしたいなぁ・・・と考えてはおります・・・
きっと無理でしょうが・・・
さて、今朝は、お休みを頂く前に、少しだけ今の相場について以下に掲載させていただいておきますね・・・
私は、ずっと約15年間、経済を学んで、そして約9年投資を行なってきました。
ずっと、世界経済・・・市場を見てきて今日は今現在、思っている事を「金利の面から」、以下にまとめておきたいと思います。
最近、MA25を越えて、多少日経は落ち着いたかのように見えますが・・・
私個人としましては、正直、まだまだ危険と思っています。
最小株数で、しかも損切ラインをキチンと設定した上で、望んで下さい。
といいますのは、授業でもお話をさせて頂いていました、モノラインの救済策が中々終わらない中、米国企業の信用のリスクを表すCDS(クレジットデフォルト指数)が、なんと140%を超えて来ました。
これは大変な事態です!
米国では、銀行などの貸し渋りで経済活動全体が沈滞し、信用不安から危機的状態になるクレジットクランチを起こし始めています。
日本が、以前バブル崩壊時に起こした状態ですから、皆様は想像は付くかと思います。
先日からブログ内で、お伝えしていましたが、12月の米国住宅着工件数は、約100万件と91年5月以来の水準に陥ったり、失業率が、約5%まで上昇、非農業部門雇用者数に関しましても、03年8月以来のマイナスに転じました。
米国は、07年9月18日から今日現在で、2.25%も利下げを行いました。
この間の1月22日は、FOMCの会合を待たずして、異例の緊急利下げ0.75%下げ・・・そしてその1週間後にもまた、0.5%引き下げた事も含んでいます。
しかも、1回で0.75%下げたのは、1980年代にFFレートになってからは一度も無かった事なのです・・・
様々な金融危機、同時多発テロ、ITバルブ崩壊が過去にあったにもかかわらずです・・・
そして、「まだ3月に下げる」とも言われています。
ドルの金利が下れば、更なるドル安が進み、機軸通貨としての存在価値が失われていく事を意味します。
ドルが下れば、これだけの経済大国ですから、他の諸外国は完全に影響を避けられません。新興国はダイジョウブ・・・という「ディカップリング論」が今、世の中を席巻していますが、私個人としては、この相場を見てきて、「そんなのありえない(関係~ねぇ)」と思います。やはり、経済は色々な関係が密接に繋がっていますから、米国経済の減速は、世界経済の減速を招くと考えています。
FRBが、合計で1%以上、FF金利を下げたのは、「ITバブル崩壊&同時多発テロ以来のこと」です。それだけ、大変な状況と言う事です。
ですから、それだけ、米国は、「単なる小手先の金融政策だけで収まらない」中での今は、「実体経済まで米国経済はかなりの不安が広がっていっている」事を実は、「金利政策」で「FRBは皆さんに危険だよ・・・と訴え続けている事を念頭に入れて、必ず相場に臨んで」ください。
私としては、サブプライム関連は、3月をピークに、7~9月過ぎまでは、まだまだ色々と「灰汁だし(=損失&救済措置)」があると様々な経済資料から判断しています。
その「爆弾を抱えた相場の中」ではありますが、「何も行動せずに、我々は指を銜えて見ているだけでは貴重な時間を無駄にしてしまいます」ので、それは、また「授業の中で、たっぷりとそのテクニック&心構え&この日々変化し生き続けている相場観」を資料を使って、お話をさせて頂きたいと思います。
知って相場に乗るのと、乗らないのでは大変な違いになりますから・・・。
今、新しい金融商品が市場に出来始めています・・・
それを理解した上で、様々な視点から、株・債券・投信・デリバティブ商品・為替・金利・経済指標をみていかないと・・・市場に飲み込まれてしまうかもしれません。
今年からは、「その仕組み」を少しでも理解した投資家は、「更なる資産を形成できる」・・・そう信じています。
では・・・
キャップ