上へ前へ Upward Forward! | Hiroko Yokotaブログ

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【新曲タイトル決定!】

1月21日角田公演にて、いち早く披露させて頂きました弊社ジョン・ルーカスの新曲タイトルが決定!

「上へ前へ Upward Forward!」

ジョン・ルーカス自らが作詞・作曲を手掛けた作品となります。

18年間生き続けたこの日本で、自らの経験を!そして、全ての方に届ける応援ソング!お楽しみに!

そして、以前もご紹介しましたが、この新曲「上へ前へ Upward Forward!」をいち早くお聞き頂きご感想をお寄せ頂きました、コラムニスト&音楽評論家として活動されている雅和琴さんのコラムを再度アップします!

 

*****

 

「嘘のない本物の言葉の創造」

ジョン・ルーカスというアーティストの魅力は、圧倒的な歌唱力である。よく通る声。これは生まれ持った声質であったり、日本人にはない、DNA的な発声法であろう。

またリズム感は、日本人には真似したくてもできない独特のリズムを刻む。

 

 

「音楽者」をミュージシャン、アーティストという言葉で示されることが多い。それぞれの言葉の定義があっていいが、もし共通点があるとすれば、ミュージシャンにアーティスト。いずれも「表現者」であることだろう。

想像をもって、与えられた素材をどう生かし仕上げるのが、ミュージシャンであり、アーティストは常に”創造者”であることであろう。

 

楽曲を聞いた時に、

「歌詞を歌うのでなく、歌を歌う」というあたり前のことだが、とてつもなく深いことを考えさせられた。

何故なら、放たれる歌詞が、あまりにも素直すぎる言葉である。

しかし、放たれた歌詞が、心にしみるのは必然であると認識した楽曲であるからだろう。

 

直球すぎる言葉と、素直すぎる言葉は、人が抱える嘘のない本当の心の叫びなのかもしれない。

苦しみや逆境を格好いい言葉で補うのではなく、また例えられた遠回しな言葉で表現すのではなく、ストレートに伝え、歌うことができるシンガージョン・ルーカス。

 

彼ににとって、私達の日常である”日本語”は、外国語である。ジャマイカ出身の彼が日本へ来日し、日本で生き続ける意味がこの曲には隠されている。そして、日本語を彼自身がはどう解釈し、どう受け止め、どう日本人に伝えるのか?

あきりたりの言葉、彼が歌うことで特別な言葉に変わる。

彼が奏でることで、心にしみるメロディに変わる。

この楽曲は、”日本語の表現”も含め、あらたな挑戦でありジョン・ルーカスが私達日本人に伝えたい今の気持ちであろう。

 

ジョン・ルーカスが勝負をかけ、新境地を切り開くであろうこの楽曲は、

”心の叫び”と”逆境の中で歌い続ける希望を歌う”一曲に仕上がっている。

そしてこの曲は、誰もがほんの少し忘れかけているだろう、希望を託す日本語に背中を押され、きっと”素直な心”を取り戻してくれるであろう。

シンガージョン・ルーカスの託したメッセージを受け取ってもらいたい。

(雅 和琴)